こんにちは、ぱるかです^^

ホルムアルデヒドを代表とする化学物質によりシックハウス症候群ですが、
実は犬の精神状態や体調にも悪い影響を与えることがあります。

原因は化学物質だけではないと知っていますか?

シックハウス症候群が原因で犬がイライラしていることがある!

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シックハウス症候群とは、といえばホルムアルデヒドなどのVOC(科学物質)が代表とされていますが、ハウスダストもその原因に含まれています。

「室内空気汚染が原因で健康障害を起こした」状態をいい、室内汚染には「化学物質汚染」と「生物学的汚染」があります。

「化学物質汚染」とは、密閉された室内で、建材に含まれた化学物質が室内にこもってしまうことです。

「生物学的汚染」とは、湿度が高くなりカビや結露がおこり、ダニが発生するなどです。

現在は、建築基準法でVOCは規制されているので、新築やリフォーム時に持ち込まれることは減りました。

ところが後から持ち込まれた化学物質が意外に多く、高気密住宅が多くなった現在では、それらが犬や幼い子供に悪い影響をあたえていることがあります。

一番困る原因は、衣装ケースやクローゼットにつるす防虫剤です。

防虫剤は比重が重いので、自然と床面に降りてきて広がり、ハウスダストと同じ様に床面に停滞します。

こうなると、小さな子供や犬たちは、汚染部室の中で呼吸しているようなものです。

ずっとこの環境の中で呼吸し暮らしていると、疲労感や廊下を促進し、免疫力の低下や精神面でもストレスが大きくなります。

愛犬の健康のためにドッグフードなどに気を使う方も多いですが、呼吸して体内に取り込む空気も重視する必要があります。

呼吸で取り入れた空気はダイレクトに肺から体内に吸収されてしまいます。

マンション(集合住宅)における通気・通風と換気

高気密・高断熱のマンション(集合住宅)の多くが、開口部が2方向しかない構造になっています。

同じ高気密・高断熱でも、庭付き一戸建て住宅とは通気・換気が、大きく違います。

マンション(集合住宅)で健全に快適に暮らすには、工夫が必要になります。

高気密・高断熱という構造は、省エネにはなりますが、それは1年を通して、室温の変動、空気の流れが少ない環境ということです。換気を十分に行わないと、カビやダニが繁殖しやすくなります。

人間にとって快適な環境は、ダニやカビにも快適なのです!

空気環境を軽視していると、知らぬ間に健康を害することがあります。

2004年の建築基準法改正で、窓や室内扉を閉じていても換気ができるように、換気に関する基準が強化されました。

この改正以降に新築されたほとんどのマンションでは、「24時間換気システム」*が採用されています。

それ以前のものでも、自動運転になっていないだけで排気口や吸気口は、基本的に備えられています。

*「24時間換気システム」とは、全自動の機械式換気方法

犬がシックハウス症候群だとしたら、大事なのは通気・通風と換気

マンションなど集合住宅の排気については、”換気扇” が洗面所やバスルーム、トイレに付いています。

新しい空気の取り入れ口としては、”吸気レジスター”などが外気に面した壁に設置されているのが普通です。

これらの通気口を、家具などで塞いでしまうと効率の良い 換気ができなくなります。

吸気レジスター吸気レジスター

吸気レジスター

古い公団住宅や一部のマンションでは、吸気レジスターの代わりにサッシの上や下に一体型の小窓が付いている場合もあります。

「エアコンや空気清浄機をつけているから大丈夫」と過信せずに、通気・換気にも気を配ることが重要です。

空気清浄機があっても、通気・通風で空気が流れなければ、清浄されるのはその周辺だけになってしまいます。

かわいい愛犬の健康と精神安定ためにも、換気*だけでなく、通気・通風*にも気を配り、汚染された空気が停滞しないように気をつけましょう。

*換気とは、室内の空気が入れ替わること

*通気・通風とは、空気がながれていくこと

●今回のまとめ
犬もシックハウス症候群になってしまうことがります。特にストレスを感じるようなことが無いのに、精神不安定だったり体調を崩しやすいなどある場合には、住居内の環境を再確認してみるといいかもしれません。

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