こんにちは、ぱるかです^^

いきなりですが…愛犬のしつけを始める前に、飼い主さんが心して取り組まなければいけないことがあることを知っていますか?

それは “愛犬の欲求を満たしストレスを解消してあげる” こと。

このブログでも取り上げている犬の訓練士の森田誠さんは、犬には

「動きたい、噛みたい、感情を満たして欲しい」

の3つの欲求があると言っています。

これが “犬の3大ニーズ” というもので、しつけを始める前にこの3つのニーズを満たしてあげる必要があるんです!

今回は『森田誠の愛犬と豊かに暮らすためのしつけ法』で学べる犬の3大ニーズについてUPします。

「犬の動きたいという行動ニーズを満たす」についてimage4057

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愛犬を毎日お散歩に連れて行ってあげていますか?

私は毎朝必ず1時間ほど、愛犬と一緒にお散歩をしようと心がけています。

いろんな事情でお散歩時間が短くなってしまうこともありますが、翌日のお散歩でカットしてしまった時間を埋め合わせたり工夫しながらです。

犬たちには「行動ニーズ」という “動きたい欲求” があります。

この “動きたい欲求” が満たされず、ストレスをため込んでしまった子は家の中で急に走り回ったり、破壊行動に走ったりやたら吠えたり…と、いろいろな問題行動を起こすようになってしまいます。

ストレスが慢性的にたまり始めると、犬たちは精神を病んでしまい、やがてひどい問題行動ににつながってしまうということです。

お散歩したり公園でボール遊びしたり…外で動きたい欲求が満たされて帰ってくると、犬たちは室内で暴れることなく、落ち着いているようになります。

あなたもこんな経験はありませんか?

お天気が悪かったり忙しくてお散歩できなかった日、愛犬がお部屋中で走り回ったり「遊ぼうよ!遊んでよ!」とボールなど持ってきてきたり・・・

まさにこれが「行動ニーズです」

そう・・・犬たちは動きたいニーズが満たされないと、ストレスが慢性的にたまってしまう。

そしてしっかりお散歩した日は、落ち着いているしお昼寝も熟睡していますよね。

できれば毎日お散歩をしてストレスを発散させてあげましょう。

もし時間がなく毎日は無理…ということなら、せめて休日はお散歩の時間を長くとったり、他人に迷惑のかからない範囲でロングリードなどつけて自由にさせてあげましょう。

しつけはそれからです。

 「感情のニーズを満たしてほしい」について

犬と一緒に暮らしていると、犬にはとても豊かな表情があることに気が付きます。

嬉しい・悲しい・嫌だな・困った・寂しい…

犬という動物は、人間と同じ豊かな感情を持っているからこそ表情にあらわれてきます。

親バカならず飼い主バカの私は、愛犬の表情が変わるたびにかわいくてなでたり、声をかけたり抱きしめたり。

余りにスキンシップをするものだから、ホントは嫌がられてるかしら…なんて考えたりもしました。

でもこれが愛犬にとってとても大切なことでした。
おかげで臆病ではあったけれど、身も心も健全に育ってくれたのです。

森田誠さんの犬しつけ法の特徴である “受け止め” は、スキンシップをたくさんしながら愛犬の感情ニーズを満たしてあげることができるんです。

感情のニーズを満たすとは、愛犬自身が飼い主さんの愛情で包まれていることを実感している状態のこと。

たくさん受け止めて感情のニーズを満たしてあげることで、しつけのベースを作ります。

「噛みたいという行動ニーズを満たしてあげる」について

1歳未満の子犬は、何かとカジカジとかじりたがりますね。

犬たちは人が使っている「手」というべんりな手を持っていない代わりに口を使います。

母犬は子犬を運ぶ時も子犬の首筋を噛んで運んだり…

小犬たちが噛むことは、口の使い方を覚えるため、歯の成長を促すために必要なことです。

また成犬になっても歯を健康に保つために、硬い物を噛んだりします。
これは甘噛みとは全く別で必要なことなのです。

森田誠さんの犬しつけ法では、たちが噛みたがることを満たしてあげることも、飼い主の大切な役目だと言っています。

我が家では!日本スピッツの子犬(ユキ)に木製踏み台を噛ませています。

愛犬ユキは、2ヶ月のとき我が家にやってきました。
森田式でしつけているの、甘噛みはすぐに直りましたが、”噛む” と言う行為はまったくやめさせていません。

・・・と言うか積極的に噛ませています。

では何を噛ませているかと言うと、ホームセンターで買ってきた木製の踏み台です。

噛むおもちゃなどもありますが、それだけだと子犬の噛みたい衝動には物足りなく満たされない時があります。

「ドア枠とか家具などをカジられるので困っているんです」とか

「お気に入りの椅子の足を噛まれて、すごくショックでした・・・」

と言うようなことないですか?

そんな時このくらいのボリュームのある物を与えておくと、他の家具など噛むことはありませんよ^^

木っ端(コッパ)や木製の踏み台など噛ませていると、木くずがたくさん出るのでお掃除はちょっと大変ですが、子犬のストレスは解消されるし、他の家具も痛まない・・・一挙両得です!

一つだけ注意すること:噛んで踏み台がボロボロになってくると、クギが出てきます。
危なくなる前にバールで抜いておきましょう。

住まいが賃貸物件だと、退室するときに原状回復の義務があるから、立て付けの家具や壁を傷つけると大変なことになります。

ニーズを満たしてあげることで、初めてしつけをする権利が生まれる

森田さんの犬のしつけ法を学んでいく中で「犬には大切な3大ニーズがある」と知りました。

三大原則は、

  • 「犬の動きたいという行動ニーズを満たす」
  • 「犬の感情を大きな愛情で受け止める」
  • 「 犬の噛みたいという行動ニーズを満たす」

犬をしつけるには、犬の3大ニーズを満たす管理をしてあげて、そのうえで初めてしつけを行う権利が人間にできるのだと。

  • 動きたいニーズが満たされていないのに…落ち着きなさい。
  • 感情のニーズが満たされていないのに…静かにして。
  • 噛むニーズがみたされていないのに…噛んだらダメ!

・・・これでは、犬たちにストレスばかりたまってしまいます。

森田誠の犬しつけ法では、この犬の3大ニーズを満たしてあげる必要性や、どのように満たしてあげるかなど具体的に解説されています。

人間だって、いろんな欲求をすべて我慢しなくてはならなかったら、ストレスでおかしくなってしまいます。

気付かないうちに人間のエゴで、犬たちの欲求を我慢させて、ストレスを貯めさせているのかもしれません。

愛犬の心と飼い主さんの心、両方を満たし穏やかで楽しい生活を送れたら最高ですね。

本日のまとめ

愛犬をいい子にしつけたいなら、「動きたい」「感情を満たしてほしい」「噛みたい」という3大ニーズを満たしてあげること。

満たしてあげられたときに犬をしつける権利が発生すると考えるとうまくいきます。

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