こんにちは、ぱるかです^^

吠えたり、噛みついたり、犬犬付き合いが苦手なワンちゃんたち、吠えるのも噛むのも理由があるんです。

問題行動を起こしてしまう原因(理由)の探り方について、焦点をあててみます。

1.愛犬をプロファイルしてみる

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犬は、人間との兄弟と一緒で、同じ兄弟の中でも生まれ持った性格が違います。

また、生後2カ月過ぎまで母犬の元で育った子犬と、離乳期が始まった生後4週ほどで母犬から話されてしまった犬では大きな違いが出ます。

新しい飼い主の元へやってきた犬は、その環境や環境の変化によっても性格が変わっていきます。

もうひとつ大切なポイントは、子犬が家にきたときから1歳くらいまでの間の環境と飼い主の考え方です。

人間がボスにならなくてはとか、人間が犬の上の位でないと犬になめられるなどという認識の元に育てしつけられたケースです。

まだ幼い時期に、人間に無視されたり、厳しくされたりしすぎることで、過剰なストレスをうけていることがあります。

問題を起こしてしまう犬が、生まれてから今に至るまでの歴史をできるだけ詳細にあげてみます。

2.どんな時にどんな風に問題行動起こすのか探ってみる

無駄吠えが多い犬でも、24時間吠えている犬はいませんよね。

要求して吠えるのか、警戒心から吠えてるのか、・・・

噛む犬だって、誰でも噛みついてしまうのか、他人を噛むのか、家族を噛むのか、家族の決まった誰かを噛むのか、犬に噛みつくのか・・・いろいろです。

人は噛まないけれど、家具などを噛んで破壊してしまう犬もいます。

犬がどんな状況で噛むのか、吠えるのか等、細かくあげてみると、解決方法を探るヒントがみつかります。

また、犬種によっても、元々持っている特徴、能力が違います。

多くの犬種が存在するのは、その特徴、能力を際立たせるために改良されてきた犬たちです(元々は、吠えるように、噛むように改良された・・・など)

忘れがちですが、家庭犬になったからといって、その能力は消えてはいないんです。

どんな時にどんな風に問題行動を起こしてしまうのか、「なぜ?」という目で愛犬を観察してみましょう。

3.能力発揮中なのか問題行動なのか・・・

家庭犬として過ごす今になっても、ジャックラッセルテリア等は、ハンティングの友として活躍して頃の、柴犬等は番犬として活躍していた頃の特徴・能力を強く残しています。

どちらも良く吠える犬が良い犬とされ残されてきました。

この2つの犬種は、たくさん吠えることで実は見事に能力を発揮している・・・ということになります。

コーギーなどは、羊のかかとをかみ羊を移動させる仕事していました。噛むのも仕事だったんです。噛む能力を求められ、改良された犬種です。

そう考えると、噛むことは叱ることではなく、本当は褒めてあげる行動なということになります。

でも、家庭犬として暮らしている今、その能力を発揮されたままでは困ることも出てきます。

吠える、噛むは問題行動と決めつける前に、犬種の特徴を良く知り、能力を認めた上で、人にも犬にも良い方法で解決策を探るのが良いと思います。

まとめ…その家庭、その犬ならではの解決法を見つける

  1. 愛犬をプロファイルしてみる
  2. どんな時にどんな風に問題行動起こすのか探ってみる
  3. 能力発揮中なのか問題行動なのか・・・

この3点を考えてみると、問題行動を起こす理由(原因が)見えてきます。

犬のしつけは、人の社会のルールを教えてあげること、共生して行くなかでのマナーを身につけさせることです。人に迷惑をかけないようにできれば、自然と社会にも受け入れてもらえます。

でも、どんなに優れたしつけ方法でも、マニュアル通りに行っても、家庭環境によって、犬種によって、育った過程によって、当てはまらないケースもあります。

ひとつだけ、どの家庭でも当てはまること、それは信頼関係をしっかり築くということだと思います。

次は⇒愛犬の問題行動の原因を探るためのプロファイル項目とは

 

●編集後記

それぞれの家庭の状況にあわせて、柔軟に考え、しつけ(ルール)を考えトラブルを減らせるように考えることで、その家独自のしつけ法(ルール)があってもいいと思います。

他人に迷惑をかけることが無くなれば、一緒に出かけたり、日々の暮らしも楽しくなりますね


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