どんな犬種でもしつけできるの？森田誠の愛犬と豊かに暮らすためのしつけ法

こんにちは、ぱるかです＾＾

今回は、『森田誠の愛犬と豊かに暮らすためのしつけ法』は、基本的にどんな犬種でも、しつけすることができます。

大まかな犬種ごと、具体的にUPします。

 精神を病んでしまった犬

未だに暴力を使うしつけ教室（訓練所）があることが信じられないですが、そういうところがあるのも事実です。

特に預託訓練では、飼い主さんに見えないことをいいことに暴力の恐怖感で犬をしつけをされてしまったり、飼い主自身が犬という動物の知識がないために暴力を使ってしまったり、その恐怖で精神を病んでしまった犬たちがいます。

暴力によるしつけをされてきたために、精神を病んでしまい心を閉ざしてしまった犬は、『森田誠の愛犬と豊かに暮らすためのしつけ法』ではしつけ直すのが難しいかもしれないとマニュアル（冊子テキスト）に記載があります。

森田さん自身は、そのように精神を病んでしまった犬を助けてきた経験をたくさんお持ちです。それだけに、その大変さが解るため、素人では難しいと言っています。

超大型犬…ニューファンドランド、セントバーナードなど

超大型犬　グレートピレニーズ、ピレニアン、グレートデンなど

ストレス耐性が高く表面的には穏やかで温和な性格ですが、内面的にはとても強い気質を持ってるのが超大型犬種の特徴です。

幼いころから、愛情をたっぷり与え、しっかりとした信頼関係を築くことがポイントになる犬種であり、早め早めに対策することが大切です。

問題行動が習慣化するとしつけ直すのは大変なので、問題行動の芽が出てきたら、習慣になる前に手を打ちましょう。

森田さんのしつけで育てられた子は飼い主にたいし、とても従順で穏やかなに育ちます。

日本犬…柴犬、甲斐犬、秋田犬、紀州犬など

日本犬　柴犬、甲斐犬、秋田犬、紀州犬、アイヌ犬、四国犬など

古くから番犬として、狩猟犬（マタギ犬）として活躍してきたので、警戒心も縄張り意識も強く、頑固で気質も強いのが特徴ともいえます。

日本犬ではないですが、シベリアンハスキーも古くからの遺伝子を持っている犬種です。いろんな犬種を交配して作られてきた犬たちと違い、島国日本の中で古くからの遺伝子をそのまま残し今に至るのが日本犬です。凛とした風貌がとても魅力です。

幼いころから、愛情をたっぷり与え、信頼関係を築きしつけをする必要がある犬種だと森田さんは言っています。

そうはいっても、もう成犬になってしまっている…ケースも多くあると思います。

柴犬をはじめとする日本犬はストレス耐性が低い傾向にあり、トラウマとして抱え込みやすい犬種です。そのため、特に叩いたりくどくど叱ったりされた子はトラウマを抱えているケースが多くあります。

他の犬種より時間がかかることもありますが、森田さんの犬しつけ法では、成犬になった日本犬をしつけ直している例がたくさんあります。

柴犬をはじめとする日本犬のしつけは、他の犬種とは少し違う部分があるのですが、その部分を一番理解した中でしつけることができるのが、森田さんの犬のしつけ方法であり、他のしつけ方法よりも秀逸な理由です。

森田さんのしつけ法で育てられると、日本犬でも他の犬たちとも仲良くでき、穏やかに過ごすことができるようになります。

幼いころに、飼い主との間に絶対的な信頼関係を築けた子は、忠犬ハチ公に代表されるように、飼い主に対しては大変忠誠心の高い犬に育ちます。

バセンジー、アフガン・ハウンドなど

バセンジー、アフガン・ハウンドなど

野生の原種に近く、独立心に富み、ただ獲物を追うことが好きで、野生の特性が強いので、褒めても喜ばず、人見知りな面も持ちます。また元々、服従性が低いという特徴があります。

感情の幅が狭く、余り表にも出さないこの犬たちは、アメリカなどでは素人ではしつけが難しいとされています。

しかしながら、性格を良く理解したうえで、しつけをすれば良い子になると森田さんは言っています。

一般的にしつけが難しいと言われる理由は、他の犬種よりもしつけに時間がかかることが多いためです。それは頭が悪いわけではなく、独立心に富み、頑固な面を持ち合わせているからです。

しつけに時間がかかることを覚悟して根気よく続ければ、いい子に育ってくれます。

鳥獣犬として仕事をしていた犬種、レトリバー系やプードル系、スパニエルなど

ゴールデンレトリバー、ラブラドール、コッカスパニエル、ポインター…

元々、気持ちが外ではなく人間に向いているので、しつけやすいと犬種と言われています。

本来、自分で考え獲物をとらえる狩猟犬と違い、飼い主が撃った鳥を回収し、飼い主に届けることに満足感を得ていたため、気持ちが飼い主に向いていました。そのため、指示を待つことに慣れており、しっかりと指示を出してくれる飼い主のもとにいることは安心感にもつながります。

飼い主さんにしっかり受けとめてもらうことに喜びを感じるので、『森田誠の愛犬と豊かに暮らすためのしつけ法』は、とても相性が良いと言えます。

森田誠のしつけ法で主従関係を築けた犬たちは、より安心して飼い主さんのもとで暮らすことができます。

牧羊犬や狩猟犬として仕事をしていた犬種シェパードや、ボーダーコリーなど

シェパード、ボーダーコリー、コーギー、テリア系

牧羊犬や狩猟犬として仕事をするために改良されてきたこれらの犬種は、元々、ターゲットに対して仕事をしてきたので、気持ちが飼い主より外に向いています。飼い主の指示の元に自己判断で仕事（目的）をして達成することに喜びを感じます。

飼い主を見るのではなく、目的を達成することに夢中になり、捕まえたりやっつけたりすることに満足を感じます。家庭犬として暮らすときにこの本能（狩猟本能）が飼い主を悩ませます。

この特性を、飼い主に従う喜びに変えることで、うまくしつけることができると森田誠さんは言っています。 

これらの犬種をうまくしつけられない理由の一つは、おやつなど食べ物でしつけられてきたことです。おやつによってしつけた犬たちは、狩猟本能を利用したしつけ方なので、しつけができたように見えても、本来の狩猟本能はさらに強くなり、当然消えていないことになります。

森田誠の犬しつけ法はおやつを使わず、犬の感情の心理に直接働きかけ、愛情による絶対の信頼関係を築くことが基になるので、狩猟本能は利用してい無いという利点があります。

そのため、犬の本能を刺激するような出来事に遭遇しても落ち着いていられる子に育ちます。

愛玩犬、チワワ、トイプードル、マルチーズなど

チワワ、トイプードル、マルチーズ、ミニチュアダックス、パピヨン、フレンチブルドッグ、ビション・フリーゼ 、ボストン・テリアなど

…しつけ方で驚くほど性格が変わり、「びっくりするぐらいかわいくなります」と森田誠さんが言っています。実際に、実践された方のお話しの中に、とてもかわいくていい子になったという感想を多く読むことができました。

それは元々、愛玩犬は飼主に見つめられること、飼い主を見つめることが大好き、甘えることが仕事だった犬種たちだからです。森田さんの犬しつけ法の愛情でつつまれると、本来持っていた甘えたい気持ちを十分に満足させてもらえるからだと感じました。

飼い主さんからおやつなどの物を介さず、直接、愛情をたっぷり受けられることで、いつも守られているという安心感を持てるようになります。

飼い主さんに対しより従順な心が育まれるからなのでしょう。

どんな犬種でもしつけできるかをまとめると・・・

精神を病んでしまっている犬は、一般の飼い主が森田式しつけ法を行おうとしても、難しいということです。それは森田誠さんのしつけ方法だけでなく、まずは精神的病から直してあげなくてはいけないため、どんなしつけ方法を使っても簡単ではないのだと思います。

大まかな犬種ごとにしつけできるかできないかを書こうと思っていましたが、結論として、犬種の問題でもしつけができるかできないかでもなく、問題行動の深刻さによってはしつけ直すのに時間がかかることもあるということです。

そして一般の飼い主さんでは、習慣的にひどい問題行動をおこすようになってしまってからでは、完全に矯正するのは難しいこともあるということです。 これは、100％の信頼関係を築きなおすことが難しいだけで、しつけ直すことができない訳ではありません。

80％だって60％だって、信頼関係を築きなおすことができれば、次のステップに進むことができます。例えがおかしいですが、人間だって大学生のテストで60点以上は「可(合格)」でしょ^^;

こんな風に書くと、森田誠の犬しつけ法は深刻な問題行動は直せないんでしょ…と感じる方がいるかもしれませんが、これだけは言えます。私が複数の犬しつけDVDを購入した中で、どの犬種に対しても、森田さんの犬しつけ方法が、深刻になっている問題行動にも一番効果があると感じます。

森田さんのしつけ方法は、科学的な根拠のもと、しつけの常識的なことをただ当てはめるのではなく、それぞれの犬種ごとの特性、その個体の性格・気質などに合わせてしつけをします。

そのため、しつけが難しいとされる犬種でも、『森田誠の愛犬と豊かに暮らすためのしつけ法』でしつけのできない犬種はないのだと思いました。

どの犬種にも共通することは、愛情をたっぷり与えること、元々その犬種がもつ気質などをよく理解し、その犬に合わせてしつけをすすめることでした。

 

 

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