こんにちは、ぱるかです。

今回は甲斐犬と南アルプス白峰三山(しらねさんざん)の農鳥岳になる農鳥小屋のお話をUPします。南アルプスの白峰三山とは、「北岳」「間ノ岳」「農鳥岳」の3つの山をさします。

農鳥岳から間ノ岳の縦走路にある農鳥小屋には甲斐犬飼われているって知っていますか?
この農鳥小屋、標高2,800mにあります。

農鳥岳小屋の甲斐犬

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出典: みんなの甲斐犬ブリーダー

南アルプスの白峰三山の北岳は標高2,193mあり、実は富士山の次に高い山ですが、意外と知られていないんです。

そしてたぶん、北アルプス白馬岳と並ぶかそれ以上高山植物の多い山です。世界中、北岳にしか自生していない、「キタダケソウ」という超希少な高山植物が有名です。

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登山好きで北岳好きの私は、以前北岳の稜線上の山小屋で働いていたことがあります。

そのとき、お休みを利用して山小屋のスタッフと白根三山を縦走しました。

 

 

キタダケソウ photographer:ぱるか

間ノ岳を超え、西農鳥岳までの鞍部に農鳥岳小屋という小さな山小屋がありますが、なんと!・・・

そこには甲斐犬が3頭も飼われていたのです。

農鳥岳小屋のご主人は元猟師らしい。この方、ちょっと変わっていて、嫌いだという人と好き!という人に、絶対別れてしまう感じの結構な変わり者です。

私が行ったのは10月初旬、昼前には農鳥岳小屋につき、挨拶がてら立ち寄りました。その日はガスが濃く(霧)強風で、すごく寒い日でした。

農鳥小屋のご主人(深沢さん)に挨拶をし、「今日は冷え込んでいますね…」なんて会話していたら、深沢さんが言ったのです。

「寒いから犬たちはこっちの暖房きいた小屋にいれてあげているんだ…」と。

小さな小屋をのぞいてみると、みごと甲斐犬が3匹寝ているではないですか!

どんなに寒くても、お客さんは暖房なしなのに…^^;

標高2,800mは、9月下旬になるといつ雪が降ってもおかしくないほど冷え込みます。基本的にどこの山小屋も暖房はきいていません。1つ2つストーブがあるくらいです。

だから、登山客は暖房なくても驚きはしませんが・・・

農鳥小屋の甲斐犬はある意味、お客さん(登山宿泊者)より大事にされているんですね(笑)

大の犬好きの私は、深沢さんの愛犬への愛情が微笑ましくなりました。

天然記念物、甲斐犬はすごく希少

甲斐犬は山梨県原産の犬で、中巨摩郡芦安村(現南アルプス市)や奈良田村(後の西山村、現南巨摩郡早川町)あたりに多く生息していました…まさに白峰三山の麓ですね。

基本的に日本犬は、西洋の犬たち(犬種)と違って、人間の手で改良などされていない数少ない原始的、そう古い遺伝子を持った犬種ですが、甲斐犬もまさにそんな犬種です。

特に甲斐犬は強い群れ意識を持っているので、他の犬種を嫌う傾向があり、純血が保たれてきたと言う説もあります。

1934年(昭和9年)に国の天然記念物に指定されています。

特徴は、虎のような縞模様がある毛色(黒虎、赤虎、虎の3タイプの虎毛が認められている)です。元々、深い山の中でカモシカやイノシシの追う狩猟犬でした。そのため、山岳地帯での激しい狩猟に耐えられる体力とすばらしい敏捷性を持ちます。

現在は家庭犬として飼育されています。

・・・純血の甲斐犬は数頭しかない・・・

先ほど、家庭犬として飼育さえていると書きましたが、甲斐犬の里と言われている旧芦安村や旧奈良田村の方と話したときに、純血の甲斐犬は数匹しかいないという話でした。その数匹の中に、農鳥小屋の甲斐犬たちが入っているそうです。

本当に希少な犬種なんですね。

ちなみに、農鳥岳屋の甲斐犬たちは、農鳥小屋の中で、手提げ金庫の前で寝そべったりして、山小屋番としてお仕事しているそうです。

南アルプスの白峰三山、またチャンスがあったら、縦走し農鳥小屋の甲斐犬たちに会いたいなぁと思っています。


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