こんにちは、ぱるかです^^
マンションなどの集合住宅で犬と暮らすためには、しっかり社会化させることや他人に迷惑をかけないようにしつけることが、より重要になってきます。
「オスワリ」「マテ」「ツケ」…なども、ただの”芸”ではなくしつけの一部です。
なぜ、”芸”ではなく、これらのこともしつけとして教えるのでしょうか?
マンションで暮らす人と犬にとって、特に大切なしつけについて書きます。
犬のしつけは困った行動に対する予防
犬のしつけは、人間と暮らす中で「こうすればいいんだよ」と教え、やってほしくないことはやらなくて済むようにしてあげることです。困った行動の予防として教えます。
犬はとても怖がりな動物です。
しつけの前に、飼い主さんとしっかりとした信頼関係を結ぶことができれば、犬は飼い主さんを信頼し安心して暮らすことができます。
では、なぜ、「オスワリ」「マテ」「ツケ」…を教えるのでしょうか?
それは、「オスワリ」「マテ」「ツケ」…などは、”芸”ではなくて、犬自身の安全を確保するために必要なことだからです。
特にマンションなどの集合住宅の中で暮らすには、これらの指示語で犬が指示に従えることがとても大切になってきます。「集って住まう」環境で特に必要になるのは
「オスワリ」「オイデ」「マテ」「ツケ」「ハウス」の5種類です。
- 「オスワリ」
指示されたらその場に座り、その姿勢で解除されるまでいること
興奮しているときも、座らせると落ち着かせることができます - 「オイデ」
呼ばれたら、すぐに飼い主の元にやってきて、首輪をつかめるようにすること
不意にリードがはずれてしまった時でも、オイデができると安心です - 「マテ」
指示されたときに、その場でそのままの姿勢で解除されるまで待つこと
お散歩中、交通量が多い場所で犬の身に危険が及びそうなときに待たせる、人にとびかかりそうな時も待たせることができます - 「ツケ」
飼い主のすぐそばについていられること
マンションなどでは供用廊下では他人にとびかかることを防止でき、交通量の多い公道をお散歩する時に安全であること、人とすれ違うときなども危険を回避できます - 「ハウス」
指示されたら、クレートやサークルに入り、解除されるまで中で静かにいること
キャーリーケースに入ることも教えると、電車やバスなどの公共の乗り物も利用できます
また、被災時の避難所では、動物は小さなサークルに入れられることがあります
ハウスは安全な場所と覚えていれば、犬自身のストレスが減ります。
「オスワリ」「マテ」「ツケ」…などを上手に教えるこつ
何より、強制させないこと、それと怖がらせないことが一番のポイントです。
「オスワリ」や「フセ」のことを「コマンド」とも言いますが、「コマンド」は、教え方によっては、子犬に恐怖心が出てしまい、嫌がったり噛みついたりするようになってしまう子もいます。
このブログで紹介している、山本卓さんの「愛犬のしつけ講座」では、「オスワリ」「マテ」「ツケ」…を教える方法が、他のどんな犬しつけ教材よりも詳しく収録されています。
山本卓さんの「オスワリ」や「フセ」などの教え方は、子犬に「怖い」という気持ちを起させないように教える工夫が随所に組み込まれ、とても具体的に収録され、いいな…と思いました。
初めての方でも戸惑わないようにステップを踏みながらすすめられるように編集され、コマンドを教えることが上手にできます。
一番大事な犬のしつけは何?
「オスワリ」「オイデ」「マテ」より、大事な犬のしつけは、子犬期3~4か月の頃、しっかり『社会化』をさせることです。
これは、犬が人間社会で生きていく上で出会うであろうことを、いろいろな環境に連れ出し慣れさせます。この時期に、いつも家の中だけにいて家族にしか合わないでいると、何に対してもとても怖がりな犬に育ってしまいます。
極度の怖がりは、犬自身にも大きなストレスがかかりますし、恐怖感から攻撃的にもなってしまいます。
子犬の社会化は、犬が「怖い」というものを取り除いてあげることが大切です。
飼い主さんと信頼関係を築くと同時に、「怖い」ものを減らし、「怖くない」を増やしてあげると、犬は安心して暮らせるようになります。
マンション(集合住宅)は最高の社会化トレーニングの場
マンションなど集合住宅の環境では、車や自転車が出入りし、子供からお年寄りまで様々な人が暮らしています。
にぎやかに走り回る子供たちから、足腰の弱ったお年寄りもいます。狭い範囲でも、いろんな出来事や様々な人たちに出会える環境です。
これは、犬に「社会化」のトレーニングをさせるには最高の環境となります。
人間が大好きで撫でられるのも好き、どんな状況でも落ち着いた状態でいられるようになれば、どこにでも連れていけるようになります。
ドッグカフェはもちろんおこと、泊まりの旅行にも出かけられます。
万が一震災が起きて避難所にいかなければならないような状態でも、周りの人と共同生活をすることができます。
社会化がしっかりできていれば、このような状態でも犬のストレス度合いを軽減してあげることができます。
●今回のまとめ
マンションなど、「集って住まう」環境で特に必要になるのは「オスワリ」「オイデ」「マテ」「ツケ」「ハウス」の5種類。
愛犬を社会化させることも、大切です。
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