こんにちは、ぱるかです^^
子犬を家に迎えたら、しつけのほかに気を付けたいことがあります。
子犬の心と体の成長にとって、とても大切なことです。
今回は子犬を迎えたときに注意したい3つのことを書きます。
1.子犬の頭を激しく動かさない、絶対にきつく叱らない
子犬が家にやってくると、余りのかわいさに抱き上げて、子犬の頭を揺らすような状態になってしまうことがあります。
まだ、未発達な子犬にとって、これはとても良くないことです。なぜかというと、幼いころの犬の脳は、頭蓋骨の中でしっかりと保持されていないからです。
この時期の子犬の頭の中は、固い頭蓋骨の中に、軟らかい脳が浮かんでいる感じです。
抱きあげられるときに、激しい動きをしたり揺らされると、その浮いた状態の脳が頭蓋骨の左右にぶつかって、物理的な障害を起こしてしまうことがあります。
犬は、生まれたときとても未熟で、目も見えなければ耳も聞こえません。やっとここまで成長してきたけれど、まだまだ脳も体も未発達中です。
歩き方だって、成犬とは違いよちよち歩きです。この時期は、激しい震動は避け、人間の赤ちゃんを扱うようにやさしく扱いましょう。
また、いろんなことを覚えて行こうと好奇心が大きくなり出した時に、きつく叱ると大切な脳の成長もストップするおそれがあります。
きつく叱らていると心が歪んできてしまい、問題行動の芽を育んでしまうかもしれません。
子犬の頃は「こんなことでいいのかしら」というくらいやさしく受け止め、育てていくことも大切です。
2.子犬には十分な睡眠が必要
子犬は1日の80%もの時間を寝ています。
寝ることが成長するためにとても大切なことで、安定した睡眠をとることで子犬の脳は発達します。
子犬期にたっぷり睡眠をとれるようにしてあげないと、脳が十分に成長できなくなり、非常に情緒不安定になってしまいます。子犬が早く健やかに成長するために睡眠は絶対に必要です。
また、犬はしつけで学んだことは寝ることによってしっかり覚えることができます。
人間も寝ることで勉強したことが定着するといいますが、犬も同じです。
よくあるケースだと、子犬が家にやってくると、そのかわいさのあまりに、子犬が眠っていても、なでたり声をかけたり抱き上げたりしてしまいます。
でも、寝ることが必要な子犬にとって、入れ替わり立ち替わり誰かが子犬をかまっていると、十分な睡眠がとれなくなってしまうので、注意が必要です。
眠いときには邪魔せず、静かに寝かせてあげましょう。
そして、起きて遊びたがっているときは、一緒に楽しく遊んであげましょう。
この時期に、たっぷり愛情で飼い主さんに遊んでもらった子犬は、飼い主さんとの絆も強くなり、心も豊かな子に育ちます。
3.子犬を抱き上げるときは気を付ける
慣れていないと子犬を抱っこするとき、子犬が不意に動いたときなど、うっかり落としてしまうことがあります。
人間の胸の高さから落ちればとても危険です。打ち所が悪ければ、脳死状態になってしまうこともあります。
思いもかけない障害を負ってしまうこともあります。
子犬はおとなしく抱かれてばかりいてくれません。じゃれたり暴れたりするので、中途半端な抱き方をしていると、ポロっと落ちてしまうことがあります。慣れるまでは、立ったまま抱きあげるのはやめておいたほうが安全です。
子犬を抱くたびに、体がどのくらいしっかりしてきたか見ながら育ててあげましょう。
●今回のまとめ
子犬を迎えたときに注意したい3つのことは、
- 子犬の頭を激しく動かさない、絶対にきつく叱らない
- 子犬には十分な睡眠が必要(眠ることで脳が発達ししつけたことも覚える)
- 子犬を抱き上げるときは気を付ける
です。
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