こんにちは、ぱるかです^^
犬を飼っている皆さん、こんな光景を目にしたことはありませんか?
愛犬がウンチをパクッ!と食べてしまうところ。
犬がウンチを食べてしまうことを食糞といいます。
実は、たくさんの飼い主さんを悩ませている問題の1つ。
食糞は食べてしまってからの後始末も大変ですし、何より見ていて心地いいものではないですよね(^^;
「うちの愛犬は、毎日というくらいウンチを食べちゃいます・・・なおす方法はないのかなぁ?」
「愛犬がウンチを食べる原因ってなんだろう?ストレスとか?」
「愛犬が食糞をやめてくれません・・・いくら可愛くてもそれだけは嫌!」
ネットで検索すると、こういった書き込みがたくさんあります。
食糞に困っている飼い主さんのために、ネットでは改善方法もいろいろ紹介されているのですが・・・なかなか直ってくれないことが多いようです。
「こんなにたくさん情報もあるし、いろいろと試しているのに全然直らない!どうしたらいいの??」
と頭を抱え込んでしまっているあなたに、とっておきの食糞改善法をご紹介!
「えっ?これだけで直っちゃうの?!」
と驚いてしまうような、食糞が直る可能性が“大”な偉大な方法とは!
それでは始めます^^
目次
食糞の原因は一つではない、大きく分けて7つが考えられる
ではさっそく、その食糞改善法をご紹介!
・・・といきたいところですが、まずは愛犬が食糞してしまう原因を突き止めてみましょう。
食糞は子犬に多く、成犬になれば自然と直る・・・といわれています。
「まだウチの子は子犬だし、自然に直るなら今だけ我慢すればいいかな。」
・・・なんて思ってしまうかもしれませんが、
癖になってしまうと直すのが大変です。
油断せずに早めに手を打ちましょう!
そして食糞は子犬だけの問題ではありません。
子犬時期では食糞しなかった子でも、成犬になってから食糞することもあるんです。
食糞の原因は大きく分けて7つ
1.食糞しやすい環境
子犬は、好奇心からなんでも口に入れてテイスティングしてしまいます。
なのでウンチをそのまま放置しておくと、興味を持って食べてしまうこともあるんですね。
とくにハウスに閉じ込められている場合、臭いニオイのするウンチが目の前にあると気になって仕方がない!
忙しくて家にいない、面倒をみてあげられない…など、すぐに片づけられないでいると愛犬がウンチを食べてしまう可能性が大きくなってきます。
さらにこれを放っておくと、子犬のころの食糞が習慣化。
“ウンチを食べてしまうのは悪いこと”
理解していてもクセになって止められなくなってしまうんです。
2.ストレスは軽視できない
犬は寂しいと感じると飼い主の気を引こうとします。
イタズラしてみたり騒いでみたり…ヒトの子供とよく似ていますよね。
いろいろ試してみて“ウンチを食べる”という行動が一番構ってくれると思う犬もいるんです。
愛犬がウンチを食べているのを目撃した場合、あなたはどんな行動をとりますか?
「キャー!だめぇ!!」
「いやー!それだけはやめてぇ!」
なんて叫んでしまう方が多いのではないでしょうか?
実は飼い主のこの叫び、「喜んでいる」と犬が勘違いしてしまうケースもあります。
そうなると“ウンチを食べると飼い主が喜んで構ってもらえる”と覚えてしまうんですね。
また運動不足でストレスがたまって“退屈”と感じたり、精神的に不安を感じたりすると食糞してしまう子もいます。
3.おなかが空いている
犬の食事回数は1日に1~2回ほど。
ですが必要なエネルギー量には、個体差があります。
その量だけでは足りない子、また飲んでいる薬などの影響で多食になる子もいて、その空腹を満たすために、自給自足するかのようにウンチを食べてしまう場合があります。
4.食事がしっかり吸収できていない
子犬は消化器官が成犬に比べて未発達です。
ウンチの中に消化しきれなかった状態のご飯が残っていることがあります。
そしてそれは、「美味しそうなもの」「美味しいもの」…と食欲旺盛な子犬からすると実に魅力的。
そこでつい、食べてしまうんですね。
また寄生虫感染などが原因で、消化や代謝の機能が不十分になっていることもあります。
5.安価なフード
犬の種類や性格もありますが、月々にかかる食費を抑えるために、ついついお買い得なドッグフードばかり買ってしまうこともありますよね(^^;
愛犬にかかる費用は食事だけではないので、もちろん節約も大事。
でも安いフードばかり食べさせていると食糞をしてしまう可能性があるんです!
お値段がお手頃ということはその分、質の悪い穀類や穀物の割合が多いことがあります。
穀物類に含まれる栄養素は、主に植物性タンパク質や炭水化物・・・などなど。
植物性タンパク質は消化しづらい栄養素ですし、ビタミンBやビタミンKはあまり含まれていません。
そこで未消化のタンパク質を取り込もうとしたり、ビタミンをもう一度吸収するために食糞する場合があります。
6.母犬の真似や本能
母犬は子犬の周辺や自分の寝床(ハウス)を清潔に保つためや、外敵からニオイで子犬がいることを気づかれないように、子犬のウンチを舐めとってきれいにしてくれます。
そこで子犬も母犬の本能的な行動を見て、ウンチを食べてしまうことが・・・
ヒトの子供もお母さんや周りの人のマネをして、手を叩いてみたり、首を振ってみたりしますよね^^
犬も同じで、母犬がウンチを食べるのを見て、マネしようと自分も食べてしまう…という本能にもとづいての行動が食糞につながるケースもあります。
7.飼い主に叱られたから
愛犬がトイレ以外でウンチをしてしまうと、しつけとして怒る方が多いのではないでしょうか?
もちろんしつけなので、キチンと駄目なことは教えないといけませんが、あまり叱りすぎると食糞につながることがあるんです。
あなたも、自分自身が何かミスをしてしまった時に、それを隠してしまいたい…と一度は思ったことがありませんか?
誰だってできれば怒られたくありませんよね。
それは犬にも言えること。
“トイレ以外でウンチをする=飼い主にすごく叱られる”と覚えてしまうと、飼い主から見つからないうちに、ウンチを食べて隠してしまうんです。
見つかって叱られるのは分かっていても、癖になってやめられないこともあります。
このように食糞の原因は1つではないんです。
原因によって対処法は違いますし、その対処法も1つではありません。
キチンと原因を理解して、根本から改善するように対処することが重要となってきます。
色々やってみたけど食糞が直らない!…その理由とは
「食糞防止シロップやサプリメントを数種類試してみたけど、まったく効果がなかった!」
「たまに隠れてウンチを食べます。叱っても直らなくて・・・どうしたらいいの?」
などなど…食糞を直すため奮闘しているけれど、さらに頭を悩ませてはいませんか?
ネットで検索すると、食糞を直すための改善策はたくさん出てきます。
しかし全然効果がなかったり、一時的に効果があってもすぐにまたウンチを食べてしまう…というケースが多いようです。
方法はたくさんあるのに、問題の食糞は直ってくれない・・・。
一体どうすればいいのでしょうか?
ポイントは【原因を見極めて、根本からの改善を目指す】こと。
先ほどお話した通り、食糞にはいろいろな原因があります。
食糞を直すには、その原因ひとつひとつにあった対処が必要。
まずは食糞の原因をしっかり見極められているか、チェックしてみましょう!
愛犬の様子を振り返ってみてください。
何か思いあたるものがありませんか?
多くの飼い主さんは、原因をキチンと見極めずに安易な方法に手を出しています。
たとえば…
- 【パイナップル】
- 【食糞防止サプリメント】
- 【食糞防止シロップ】
- 【トウガラシ系のからいものをかける】
といったものが挙げられます。
ネットで検索すると、この4つが食糞を直す方法としてよく出てくるのですが…それなのに何故、あまり効果が期待できないのでしょうか?
1つずつ解説しますね。
パイナップルを食べさせる
ネット上にはパイナップルを使う方法が書いている記事がたくさんあります。
でも実は、効果はあまり期待できないんです。
パイナップルがなぜ効果がないのか…詳しくは、下記の♢食糞防止アイテムも効果なし♢で説明しますね^^
食糞防止サプリメントを使う
錠剤のものやスプレーのもの、ニオイを消すタイプや嫌な味になるタイプなど、種類が色々ある食糞防止サプリメントですが、絶対的に効果のあるものは存在していないようなのであまり期待はできません。
食糞防止シロップを使う
これも安易な方法で、人間でいうと“痛み止め”のようなもの。
皆さんは痛み止めを飲むときはもちろん、痛みが出て我慢できなくなってから飲みますよね?
でも薬が切れれば、キチンと治っていないとまた痛みが出てきます。
それと同じで食糞防止シロップも根本的に解決できるものではないので、一時的にウンチを食べなくなったとしても、日にちが経つとまた元に戻ってしまうことが多いようです。
トウガラシ系のからいものをウンチにかける
この方法は、愛犬がウンチをしたことに気が付かなければ意味がありません。
お気付きの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そう、「ウンチに気づいて何かをかける時間があるのなら、気が付いたら片づけようよ…」って話なんですね(^^;
もしからいものをかけてウンチを食べなくなったとしても、からいものがかかっていなければ結局またウンチを食べてしまうので、これも一時的な方法といえます。
また食糞がクセになってしまっている場合、根本的な原因に対処しながら、習慣化したクセを取り除かなければいけません。
吠え癖や噛み癖と一緒で、クセになっていると直すには根気が必要となってきます。
愛犬の食糞!いろいろ試したのに改善しない理由と10の対策
食糞を直すにあたって、「愛犬の食糞をやめさせる、いい方法はないかなぁ?」とネットや書籍で調べる飼い主さんが多いと思います。
もちろんそれも大事ですが、なにせ食糞の原因はさまざま。
原因と方法が一致しないとなかなか直らないのが現状です(^^;
そこでオススメしたいのが、10の対策の前に
【愛犬の食糞状態のプロファイリング】
これをするだけで、食糞のしつけの失敗がグンと減るんです!
このチェックシートを使って食糞をプロファイリングしてみましょう。
この表に書いてあることを1つずつ考え、そのうえで1番の原因と思われるものから、1つずつ試してみてください。
そうは言っても、もう既にいろいろ手を尽くしている方もいるかもしれません。
食糞の原因や改善しない理由はいろいろあります。
そこでここでは、食糞が改善しない理由やその解決策、方法などを1つずつ紹介していきますね^^
- 叱ったけどダメだった
- 食糞防止アイテムも効果なし
- 留守番のときに食糞する
- 隠れて食べる
- ストレスはどうすれば・・・
- 子犬のウンチを食べてしまう母犬
- 食事不足
- 消化不良(ほかの犬のウンチを食べる/病気の可能性)
- ネットで見つけた驚きの方法
- ウンチに執着がある時
1.叱ったけどダメだった
ウンチを食べているのを叱ってみたけど直らない・・・
これは叱るタイミングの悪さや愛犬が理解できる方法で叱っていないから。
さらに食糞したことに大騒ぎしてしまうと、「またウンチを食べれば相手してくれる」と勘違いしてしまいます。
しつけするにあたって、ダメなものはダメと“叱る”のはとても大事なこと。
しかし叱るタイミングや方法が悪いと、犬は【なぜ怒られたのか】理解できないんです。
解決策
ウンチを失敗したときや食べているところを見つけても、相手にしないこと。
叱らずに淡々と感情を込めずに片づけましょう。
騒いだり、声を出すのは構ってもらえると勘違いしてしまうので、叫びたい気持ちはグッとこらえて。
ウンチを食べたときの叱り方は【ウンチを食べている瞬間に叱る】のがポイント。
なぜこのタイミングが大事なのかというと、犬は何かをしている瞬間でないと関連づけて考えられないからなんです。
ウンチを食べたのに気付いてから叱っても、犬はなんで怒られたのか分からず、また同じことを繰り返してしまいます。
“ウンチをした→ウンチを食べた”このときに叱る。
そうすると“ウンチを食べる=良くない”と学習してくれます。
このタイミングが合わないことには、暴力はもちろんですが、クドクド叱ったり無視しても、犬は“ダメなこと”と覚えてくれません。
実は叱るより、ずっと効果的な方法が!
それは…“叱る”とは真逆の【愛情を注ぐこと】
“犬が理解できる方法で愛情を注ぐ”というのがポイントです。
詳しくはコチラをご覧ください↓↓
この方法は、さまざまな犬の問題行動を改善するときにも役立つんですよ^^
2.食糞防止アイテムも効果なし
ネットで検索すると、食糞防止アイテムがたくさん紹介されています。
- 食糞防止シロップ
- 食糞防止サプリメント
- 獣医処方の食糞防止パウダー
- においの減るフード
- パイナップル
- トウガラシ系のからいもの・・・などなど
しかし残念ながら、これらはほとんど効果がありません。
前にもお話した通り、食糞の原因は1つではないからです。
とくにパイナップルはネットで検索すると、食糞を直す方法としてたくさん出てきます。
でも効果は期待できません。
そもそもなぜ、パイナップルが食糞改善に良いといわれているのか?
理由はパイナップルの栄養素、酵素に隠されています。
食糞の原因の1つに消化不良がありましたよね。
この消化不良は、酵素が足りなくなって起こります。
消化しきれていないものがウンチとして出てくるので、美味しそうなニオイを放つウンチが犬にとって魅力的に感じてしまう。
パイナップルはたんぱく質を分解するプロメラインという消化酵素を含んでいて、“消化率を高め、食糞を減らす”と期待されています。
その他にもビタミンにカロテン、カリウムやカルシウムなどのミネラル分や、食物繊維も適度に含まれているので、便秘を解消する効果もあります。
またパイナップルを食べるとウンチのpHがとても不味い味に変化。
繰り返し食べさせ続けていくうちに、自然と食糞をやめていく流れになるのだとか。
ここまで話を聞く限り「パイナップルって良いことづくめかも!?」なんて思ってしまいがちですが、そもそもアレルギーで食べさせられないこともあります。
食物繊維も摂りすぎると消化不良を起こしてしまいます。
整腸剤や整腸作用のあるサプリ・オリゴ糖など、パイナップルじゃなくても消化を助けるものはたくさんありますが、どれも根本原因に合っていなければ、改善には至りません。
解決策
すぐに片づけるのが1番の対策ですが、仕事で家を空ける時間が長い、家事などでいつも忙しい…など気がつかない時もありますよね。
気がついてすぐにウンチを処理することは難しいけど、できれば早く食糞は直したい!
そんな悩みを抱えている方に紹介したい方法があります。
実はこれをするだけで食糞が直る可能性が“大”なんです^^
詳しくはコチラをご覧ください↓↓
3.留守番のときに食糞する
長く留守番をさせていると、寂しさを抱いたり退屈になったり、おなかが減ったり…そんな理由でウンチを食べてしまう子がいます。
ちょっと想像してみてくださいね。
テレビもスマホもパソコンもない部屋。
あるのは全然興味のない雑誌や本ばかり。
さてあなたなら、どうしますか?
時間だけあってすることがないと、退屈になりますよね。
寂しくなってくる人もいるかと思います。
退屈しのぎに興味がなくても、雑誌や本に手をのばす方がほとんどではないでしょうか?
犬だって同じです。
留守番やかまってもらえない時間が長いと退屈してしまいます。
おもちゃもない、飼い主さんもいない。
そばにあるのは、ウンチだけ。
だからつい、退屈や寂しさしのぎにウンチを食べてしまうことがあるんです。
解決策
広い部屋で自由にさせている場合、隠れ家のような小さなスペースを作ってあげると、安心感が出て寂しさが和らぎます。
またコングなどにペースト状のフードをつめて入れてあげるのも◎
食後はウンチをしやすいので、ウンチをさせてから出かけるのも方法の1つです。
ウンチをするタイミングを遡って、食事の時間を考えたり、量を調節してあげましょう。
また散歩中にウンチをさせる習慣をつけるのも良いのですが、雨の日や、愛犬が病気になって動けない時に困ってしまいますよね。
なので散歩中だけでなく、部屋でもトイレができるようになるのが理想です。
月齢が浅いうちはウンチの回数も多いので、留守にさせる時間が長いとその間に食糞してしまう可能性が大きくなってきます。
しかし仕事がとても忙しい…など物理的にムリでどうにもできない時がありますよね。
そんな方はできるだけ一緒にいる時間に愛情をかけてあげましょう。
愛情のかけ方でオススメの方法があるのですが、こちらで詳しくお話ししますね^^
4.隠れて食べる
子供のころ、何かに失敗して怒られたくない時や失敗したことが恥ずかしい時に、それを親から隠した経験ありませんか?
犬も同じで失敗したことを自覚していて、
「叱られたくない」
「恥ずかしい」
という気持ちから、隠そうとウンチを食べてしまう子もいます。
まさに証拠隠滅ですね(^^;
ウンチを食べてほしくないので、ウンチをすぐに片づける飼い主さんもいると思います。
それでも隠したくて飼い主さんがいないときを見計らって、ウンチをして食べてしまうことも・・・
解決策
愛犬が理解できる方法で、その場を押えて「いけないこと」だということを教えましょう。
しかし人間の子供と同じで、1回注意しただけではすぐにやめられません。
何度も「いけないこと」だと伝えて、分かってもらえるまで根気よく教えてあげてください。
愛情で受け止め、叱らず淡々と片づけるのがポイント。
方法はコチラをご覧ください↓↓
5.ストレスはどうすれば・・・
いきなりですが、皆さんはストレスをどのように発散させていますか?
お酒を嗜んだり美味しいものをお腹いっぱい食べたり、たくさんお金を使ってみたり体を動かしてみたり…人によってそれぞれですが、ストレス発散法はいろいろありますよね^^
私たちと同じように犬もストレスを感じます。
退屈や寂しさを感じていたり、運動や噛むことが足りなかったり…上手にストレスが発散されていないのが原因で、ウンチを食べてしまう子もいるんです。
仕事などで忙しい…などの理由でなかなか運動をさせてあげられない方もいらっしゃると思います。
でもこの運動がとても大事!
運動をすると自律神経の働きがよくなり、胃酸が大量に分泌されて腸の運動が活発になります。
すると食物の消化に必要な機能も活発になり、栄養の吸収が良くなる=美味しそうな匂いを放つウンチが精製されなくなる。
ウンチに魅力を感じることが減るんです。
また多くの犬に当てはまるのですが、実は飼い主が思うより愛犬はずっと寂しい思いをしています。
家事や仕事、学校など四六時中一緒にいることは難しい…だからこそ一緒にいられる時間に、どれだけたくさん愛情を注いであげられるかが重要になってきます。
解決策
犬の3大欲求
- 【動きたい】
- 【感情を満たしてほしい】
- 【噛みたい】
を満たしてあげましょう。
コチラの記事に詳しく書いていますので、良かったらチェックしてみてください。
6.子犬のウンチを食べてしまう母犬
母犬には捕食動物に狙われないように、ハウス周りから匂いを消すため、子犬の排泄物をきれいにする…という本能が備わっています。
解決策
本能的な行動なので子犬が大きくなれば、自然と直ります。
もし直らない場合はほかの原因でウンチを食べている可能性があるので、心当たりがないか探ってみましょう。
7.食事不足
食事の量が明らかに足りていないことを“絶対的な食事不足”といいます。
身体は小さいけれど食欲旺盛な子、身体は大きいけれど小食な子。
犬によってそれぞれですが、ご飯が足りていないとお腹が空いてついウンチを食べてしまうこともあるんです。
解決策
一度、愛犬の胸の横を触ってあげてみてください。
簡単にあばら骨が皮膚の上から手で触ることができるようであれば、あまり食べていないということが推測できます。
丸くてふっくらしているように見える子犬でも、体型とふわふわした毛で実際はやせていて食事が足りていない場合があるので、必ず触って確認することがポイント。
足りていないようであれば、フードの種類や量を増やしてあげましょう。
毎日のことなのでつい節約しがちですが、安価なフードばかりでは、犬にとって必要不可欠な必須アミノ酸が含まれている動物性タンパク質が不足してしまいます。
といっても動物性タンパク質がメインのご飯は少し値が張りますよね(^^;
安価なフードとブレンドする…など、ご家庭にあった方法でフードを選んであげてください^^
8.消化不良(ほかの犬のウンチを食べる/病気の可能性)
食事の量は足りているけれど、消化・吸収がうまくできていないことを“相対的な食事不足”と言います。
消化が不十分だと、消化しきれなかったご飯がそのままウンチとなって出てきてしまい、美味しそうなニオイを放つウンチを放っておくことができず、食べてしまうケースもあるんです。
消化不良が原因で起こる問題は【ほかの犬のウンチを食べてしまう】こと。
また【病気の可能性がある】といったサインでもあります。
それぞれの解決策を紹介します。
ほかの犬のウンチを食べてしまう
たくさん犬を飼っていると、ほかの仲間のウンチを食べてしまう子がいるんです。
また散歩中に、道端に落ちていたウンチをぱくっと拾い食い!・・・なんて子も。
消化不良は酵素が欠乏することによって起こります。
【ほかの犬のウンチを食べてしまう】というのは、その子の体内に欠けている、なんらかの消化酵素を外界から摂取して補おうとしている可能性があります。
解決策
フードの種類とあげる量を見直してみましょう。
安いフードには質の悪い穀物類が多く入っていることがよくあります。
消化しづらい植物性タンパク質ばかりだと、消化不良になってしまいがち。
人間と同じで腸内環境を整えてあげることはとても大切。
ビタミン系やミネラルのサプリメントを与えて栄養補助してあげる。
いつもあげているフードに良質なものを混ぜてあげる。
フードの種類ごと替えたり、食事の回数を増やして少しずつあげる…などしてみてください。
散歩中にウンチを食べてしまう子の中には「落ちていたから、とりあえず食べてみよう!」という好奇心で食糞をしている子もいます。
この場合は、拾い食いの防止のしつけをしてあげましょう。
病気の可能性
寄生虫やそのほかの病気が原因で消化機能がダメージを受けていると、いつもと変わらない食事量でも、ややカロリー不足という状況が体内で発生してしまいます。
その足りないカロリーを補おうとウンチを食べる子もいるんです。
解決策
まずは一度獣医さんに診てもらいましょう。
病気ではなく消化機能が落ちている場合は、お湯でフードを芯までふやかしてあげたり、1日の食事の回数を4回くらいに増やして少しずつあげる…など、消化しやすいように工夫してあげてください。
もしそれでもウンチを食べてしまうなら、次に心当たりのある原因にあった食糞対策を行ってみましょう。
9.ネットで見つけた驚きの方法
食糞についてネットで検索していたときに、「え?!」とつい驚いた食糞対策の方法を見つけました。
“子犬が食糞をすぐに止めた方法Beeさん”の体験談。
それは【食糞をしたら子犬の口にむかってシャワーをかける】というもの。
Beeさん家の子犬ちゃんはこの方法で食糞を止め、ウンチをしたら「したよ。」と教えてくれるそうです。
効果抜群に思える方法ですが、犬の性格によってはリスクがあります。
柴犬などのストレス耐性が弱い犬種や、飼い主に攻撃的な部分を向けてくる子にはデメリットが大!
実際にこの方法で食糞を止める犬がいるのは事実ですが、シャンプーや水が嫌いになる可能性もありますし、できれば避けたい方法ですね(^^;
Beeさんも食糞の対策をすべてやり尽くし、この最終手段を実行したそうです。
10.ウンチに執着がある時
“ウンチは食べたらいけないこと”と分かっていても、近くにあるから気になって仕方がない時に、食糞行動にかられる子もいます。
解決策
愛犬をハウスに閉じ込めていない状態に限られますが、ご褒美をあげるときに一工夫してみましょう。
- ご褒美となる特別のおやつを、ウンチをしたらすぐにあげて、ウンチを片づける
- 数回ご褒美をあげて、“ウンチをすればご褒美がもらえる”状態にしておく
- ご褒美となる特別なおやつを、トイレから遠いところにある引き出しや冷蔵庫にしまっておく
- ウンチをしたら、すぐにおやつをしまっている引き出しや冷蔵庫まで誘導
- 引き出しや冷蔵庫の隣でおやつをあげる
- ウンチを片づける
この方法は“ウンチをしてからすぐにトイレから離れる”習慣がつくために、ウンチへの執着心が消え、愛犬の思考が【ウンチ→おやつ】となります。
特別なおやつ・・・七面鳥アキレス
などが効果的です。
食糞の原因がたくさんあるだけに、解決策もさまざまありますね。
2008年に行われた、アメリカ国内での食糞行動への効果的な方法を調査した結果
- ウンチへのアクセスを遮断する
- 正しい行動を褒めてあげる
- 犬の気をそらす
がTOP3だったそうです。
紹介した10の対策に、当てはまるものがあるのがわかると思います。
次は、これら10の対策と並行してできる、効果絶大!なとっておきの方法を紹介します。
実は、これだけで食糞が直る可能性が“大”な偉大な方法とは!
先ほどご紹介した10の対策で、食糞が直った!と喜ぶのも束の間。
「愛犬の食糞が直ったと思ったら、また始まってしまった…完全に治す方法ってないのかしら?」
と再び頭を悩ませる飼い主さんもいると思います。
犬の感情はヒトと同じように豊か。
飼い主さんが思うより、ずっと寂しい思いをしているって知っていましたか?
実は、【この寂しいという感情をそのまま受け止めて、愛情で満たしてあげること】が大事なんです。
食糞が直る可能性が “大” な偉大な方法
愛犬の心をそのまま受け止め癒すことが最大のポイント!
実はその方法にピッタリなものがあるんです。
どんな方法かというと…このブログでも何度か紹介している【森田誠の犬のしつけ法】です。
森田誠の犬のしつけ法の基本は、【一つの法則(権威と受け止め)】というもの。
愛犬の心が癒され、落ち着き、 “寂しい” というストレスが解消されるんです。
そのため食糞をやめたり、食糞以外の問題行動にもよい影響を与えてくれます。
権威と受け止めは・・・
- 権威
- 犬が理解できる叱り方で、愛犬がいけないことをした時に、瞬時に “ダメ”という信号を送ること
母犬が子犬をしつける時の調教のポイントとなる部分を使っているんです - 受け止め
- 犬が理解できる方法で愛情を注ぐのみ
この森田誠の犬のしつけ法を使って食糞を直した実例を2つを紹介します^^
引き取った保護犬に実践されたNさん
しつけと毎回の食糞に悩まされてきたNさん。
いろいろなしつけ本を読んで実践しても効果がなかったようです。
そんなNさんから「森田誠の犬のしつけ法をやってみました!」というメールをいただきました。
森田式を実践はじめてから今日で4日目。
最初の3日間は権威を使わずに、テキストにあった受け止めを徹底してやりました。
そしたら、これまでちょっと家の中で家人の姿が見えなくなると要求吠えしていたのが追わなくなったり、散歩時に強く引っ張ることが緩和されたり(まだ引っ張りますのでそれはこれからですね)、毎回の食フンに悩んでいたのが食べなくなったり・・・
それがどのくらい森田式の効果なのかわかりませんが、とにかくここまでまったく見られなかった変化が、たった3日間の中で見られたのです。
もうびっくりでした。
私の友人の愛犬、8ヶ月のミニチュアダックス
私の友人にミニチュアダックスと暮らしている女性がいます。
友人の愛犬の排便は1日、5回~8回ほど。
夕方になって退屈すると食糞していたので、現場を押さえて叱ってみたものの、次からこっそりウンチを食べるようになったそうです。
そこで相談を受けた私が森田さんの受け止めを提案しました。
1回約30分の受け止めを3回したところ、その日のうちに食糞がなくなりました。
それから受け止めを1週間ほど続けても食糞をすることはなくなり、次からはランダムに時間のあるときに受け止めを実践。
今では完全に改善されました!
この “森田誠の犬のしつけ法” は他の食糞対策と並行してできるうえ、そのほかの問題行動の改善も期待できる万能な方法です^^
まとめ〜愛犬の食糞問題を完全に直すには!
食糞についてたくさんお話ししてきました。
本当に原因がたくさんあるんです。
愛犬の食糞に悩む飼い主さんは、食糞の原因を見つけてあげることが、改善への第一歩です!
食糞の改善をするために大事なポイントは5つ!
- 食糞の原因は1つではない
- 愛犬をしっかり観察しましょう
- 自分と愛犬の関係性も見直す
- 必要なら獣医さんに診てもらう
- 食糞の原因を見極め、1つずつ改善策を試してみる
食糞をはじめ、悪いクセを直すことは、とても気が遠くなるようなことかもしれません。
たとえば・・・お箸の持ち方を直す。
スポーツなどのフォームを正しく直す。
などなど、人間だって一度癖になったことを直すのは大変です。
犬も同じ。
根本的な原因に対処すると同時に習慣化したクセを取り除く必要性があるんです。
すぐに直らないからと諦めないでください。
とにかく根気強く!
愛犬と真正面から向き合って、ひたむきに取り組めば、その気持ちはきっと愛犬にも伝わるはずです^^