こんにちは、ぱるかです。
暑いですね…毎日。
先日、図書館に行ったら、小学生のころに読んだムツゴロウさんの著書「ぼくの友達かみ犬ボス」があることに気づきました。
今回は、ムツゴロウさん(畑正憲氏)の著書の書評と、犬が理解できる叱り方について改めて感じたことUPします。
「ぼくの友達かみ犬ボス」著者:畑正憲
この本は、1990年に初版発行された、現在は絶版になっているので、購入するとしたらAmazonあたりで古本を探すしかない古い本です。
小学生以来なので約20年ぶりに読みました。子供むけの本なので、1時間もかからずに読める内容です。
どんな内容だったか、忘れかけていたので読み返したのですが、今こうして犬たちの幸せを願いブログを書いている私にとっては、一番初めに与えられたバイブルのような本だったんだ…と改めて思いました。
あらすじは・・・
誰も近づけないほどの噛み犬になってしまたセントバーナードのお話です。
若い夫婦に飼われていたセントバーナードのボス(名前)は、何も悪いことなんてしていないのに、夫婦は自分たちの都合だけでボスを厄介者扱いするようになります。寂しくて寂しくてどうすれば声をかけてもらえるのかと吠えれば怒られ、バットでなぐられたり、怖い思いをします。
何も悪いことしていないのに、大好きだった飼い主さんに殴られるのです。
訳も解らず、攻撃されるようになったことと寂しさで、ボスの心はどんどんひねくれてしまいました。
殺処分されそうになっているところをムツゴロウさんに引き取られ、ムツゴロウさんによる心の治療をされ、終盤は愛情いっぱいの中で暮らせるようになります。
途中、なぜこんなひどい噛み犬になるまでひどい扱いをされたのか…書かれている部分では、余りにもかわいそうで涙が出てきてしまいました。
ムツゴロウさんによる心の治療は、大きな愛情でそのままのボスを受け止めることから始まりました。大きな愛情で受け止めてくれるムツゴロウさんに、初対面のときから、ボスは安心して心を開きました。
偶然ですが、大きな愛情で受け止める…ということ、このブログで紹介している森田誠さんの犬しつけ法の中で、森田さんが一番大事にしている部分です。やはり、とても大事なことなんだな…と思いました。
この本の中に書かれていることは実話です。終盤は暖かな陽だまりをの中にいるような幸せな気分になれる物語で、大人が読んでも心を打たれます。
「ぼくの友達かみ犬ボス」を読み改めて感じたこと
この本の中に、とても印象的な文章がありました。
しかるのは、とってもむずかしい。まして、なぐるのは、それ以上に難しい。
動物との付き合いが深まるにつれ、僕は動物をしからないようになっていた。
わかってもらえるのなら、ぼくだってしかる。でも、たいていの場合自分の怒りを、いっぽうてきにおしつけるだけになっているのに、ぼくは気づいた。
これは、ボスが子供を追いかけて急に走り出してしまい、ムツゴロウさんの手からリードが外れ、もう一歩のところで他の犬がボスに体当たりをして止め、難を逃れたあとに出てくる文章です。
その直後のこと、ムツゴロウさんはボスをしからず、やさしく頭を撫で声をかけたのです。
人間と同じような感情を持つ犬ですが、犬は今の状況しかわからないので、ボスはなんで叱られたのか理解できないのです。だからムツゴロウさんは叱らず、そこでもボスの気持ちを受け止めたのです。こんなときに叱ると犬は理解できず、こわくなり心がすくんでしまうのだそうです。
なぜ、ムツゴロウさんがボスを叱らなかったかというと・・・
このときのボスは急に走り出したことは忘れ、今、目の前には大好きなムツゴロウさんがいて、嬉しいことしかないのです。
もうちょっと詳しく説明すると、よく犬は時間がたってから叱っても理解できないといいます。このケースでは、
私たち人間から見ると、走り出して子供を追いかけてから、他の犬に体当たりされ止められた。ムツゴロウさんが目の前にいた・・・
ムツゴロウさんが目の前にいた…という「直前にボスは子供を追いかけ走り出したのだから、何がいけなかったかわかるはず!」と思いがちですが、ここが違うのです。
ボスは、子供を見て急に走り出したことも、他の犬に体当たりされたことも既に頭にはなく、目の前に大好きなムツゴロウさんがいる…だから嬉しい・・・という感情しかないのです。
今でも多くの飼い主さんが、犬も人間と同じように理解できると思い、後になって叱るということをしがちです。逆効果なのに・・・
イケナイことを愛犬がしたなら、その瞬間に叱らないと意味がない…ということであり、後になって叱ることは弊害にしかならないということです。
イケナイことをしたらそれは叱る…でも後ではダメ、「その瞬間、そう現行犯!?」のときなら、叱られたことがわかります。
ムツゴロウさんの
たいていの場合自分の怒りを、いっぽうてきにおしつけるだけになっているのに、ぼくは気づいた。
という言葉は、改めて私の心に響きました。確かに後で叱るときは、自分の怒りを押し付けていたかも・・・と。今でこそ、私は愛犬を叱ることはありません。
イケナイことをしないからということもありますが、犬にちゃんと伝わる方法を知ったからです。でも、愛犬が子犬でやんちゃだったころは叱ったこともあるなって・・・
『ぼくの友だちかみ犬ボス』は子供のころは解らなかったことも、大人になった今読むと、いろんなことを気付かせてくれました。
●今回のまとめ
『ぼくの友だちかみ犬ボス』は子供向けの本ではありますが、犬と暮すなかで大切なことを教えてくれる、大人が読んでもいいと思える良書です。先ほどAmazonで調べたら、絶版本なのですごく高価になっていました。図書館などにも置いてあるかもしれません。犬のしつけの本ではありませんが、機会があったらぜひ読んでいただきたいと思う本でした。
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