こんにちは、ぱるかです^^
臆病な性格の犬は防衛本能から、吠えやすい傾向にありますが、首都圏でしかもマンション住まいとなると、騒音問題にもなるのではと悩む飼い主さんも多いのではないでしょうか?
私は建築士という仕事柄、ペットと住まいのあり方を考えることがあります。
その中で、気付いたことを含めて、今回は、マンションという環境の中で、吠えないようにするひとつの解決策について書きます。
犬は安全な室内なのになぜ吠えるのか?
犬が吠えるには理由があり、何かを伝えようとしています。
トラウマを抱えてる訳ではないのに、マンションの室内で吠えることの原因のひとつに、外部からの音や振動が気になっている事があります。
元々群れで暮らしていた犬は、仲間に危険が及びそうになると吠えて知らせる…という警戒音を発します。その名残りともいえるのですが、すべての犬は、犬種や個体ごとに度合いの違いはありますが、番犬的な要素を持っています。
部屋の外で何か音がしたり振動がすると、飼い主さんに「誰か来たよ・・・」と吠えて知らせているのです。
でも、そのせいで、ご近所から苦情が来てしまうかも…と、困ることもあるかと思います。
もしかして、あなたの愛犬の居場所(ハウスや寝床)やトイレを玄関の近くや窓際、お隣さんとの境界壁の近くに設置していませんか?
また、室内飼いだから愛犬が退屈しているのではないかと、バルコニーに自由に出れるようにして、犬が外を見渡せるようなのぞき窓を用意してあげてたりしませんか?
愛犬の無駄吠えを減らすひとつのヒント
マンションという住環境では、玄関のちかくは玄関ドアを隔てれば、そこはもう供用廊下です。自分がいる場所のすぐ目の前が、公道(外)と同じです。
犬は人よりも聴覚もすぐれているため、外の気配を敏感に感じ取ります。
だから、玄関のすぐ外で誰かの足音がしたり、人が出入りする音がしていたら、犬は安心してくつろぐことなんてできないのです。
玄関の近くに居場所のある犬は、不審な音が近づけば威嚇したり、吠えたりする…犬の習性からすればこれは当たり前の行動です。
お隣さんとの境界壁の近くも、お隣の生活音が壁を伝わり犬には聞こえています。落ち着くことができず、吠える原因にもなることがあります。
バルコニーに出して外を見渡せるようにしてあげることも、同じ様なことが言えます。犬にとって、無駄に警戒しなくてはいけない範囲を広げたことになります。
この犬の居場所を見直し変更しただけで、吠える回数が減り改善することがあります。
それでも、愛犬が吠えてしまうなら
上段のヒントを講じて愛犬の吠える回数が減ったとしても、飼い主さんが家にいるときはいいけど、お留守番のときは吠えまくっている可能性もあります。
愛犬が吠える吠えない以前に、犬のしつけで一番大切なのは、飼い主さんと愛犬の間に”しっかりとした信頼関係を築くこと”です。
トラウマとまではいかなくても、飼い主さんとの間に信頼関係が築けていないと落ち着きがなく必要以上にいろんなことに過敏になり吠えている子がいます。
飼い主さんとの間にしっかりとした信頼関係が築けていなければ、犬は安心してその環境で暮らすことができないんです。
…飼い主さんからしたら、家の中なのだから誰も襲ってこないし怖いことないよ…と思うかもしれないけれど…です。
犬が安心して暮せる環境要素には、飼い主さんとの”絶対の信頼関係”も必須なんです。
愛犬を観察し、飼い主さん自信もどう接しているかなど考え、信頼関係が足りていないのかもと感じる部分が少しでもあるなら、”信頼関係”を築けるようにしてみると良いと思います。
このブログで紹介している『森田誠の愛犬と豊かに暮らすためのしつけ法』は、飼い主さんと愛犬が信頼関係を築くには最適な方法を知ることができます。
信頼関係がしっかりしていれば、愛犬をしつけることはかんたんです。もちろん、愛犬が無駄に(無駄ではなく伝えたいことがあり吠えているのですが…)吠えることもなくなります。
●今回のまとめ
マンション住まいで愛犬が吠えて困るなら、愛犬の居場所を変えてみる。
また、愛犬と飼い主さんの間にしっかりとした信頼関係ができているか考えてみる。信頼関係が希薄だと思うなら、信頼関係を築くことが必要。
※ 原則、24時間以内にお返事します。お気軽に送ってください^^