こんにちは、ぱるかです^^

子犬を迎えるとときにワクチンを接種するということは知っていても、いつ何を接種すれば
いいのかよく解らない…という方もいるのではないでしょうか。

今回は、子犬のワクチン接種の必要性といつ接種すればいいのかについてです。

犬が受けなければならないワクチンは2種類

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犬が受けなければならないワクチンは2種類あります。

  1. 狂犬病のワクチン
  2. ジステンパーやパルボウイルスなどの怖い伝染病を防ぐための混合ワクチン

狂犬病のワクチンは、生後91日齢以上の犬に年1回の接種が義務付けられています。

春から初夏に地方自治体が行いますし、動物病院でも受けられます。

日本では1957以降、狂犬病は発生していませんが、海外では多くの国で狂犬病が発生しています。まだ、人や動物にとって脅威であり、備えなくてはいけない感染症のひとつです。

狂犬病ワクチン接種後も副作用で顔がはれたりする場合があります。接種後すぐに自宅へ戻らず、獣医師にすぐ診てもらえる所で20分ほど休んでから帰る方がいいでしょう。

狂犬病ワクチン接種がすんだら、お住まいのある市区町村へ届け出も必要です。

犬の混合ワクチンとは名前の通り何種類かのワクチンが1本の注射で受けられるようになっているものです。5種混合ワクチンから9種混合ワクチンまであり、基本は5種混合で5種類の病気を予防できるワクチンです。

混合ワクチンに含まれる感染症の種類

    1. 犬ジステンパーウイルス感染症
    2. 犬パルボウイルス感染症
    3. アデノウイルスⅠ型感染症(犬伝染性肝炎)
    4. アデノウイルスⅡ型感染症(犬伝染性気管炎)
    5. パラインフルエンザウイルス

6.犬コロナウイルス感染症
7.犬レプトスピラ病黄疸出血型
8.犬レプトスピラ病カニコーラ型
9.犬レプトスピラ病へブドマディス

5種混合ワクチンに含まれる、感染症は伝染力が強く、発症した重症度も高いため、どの犬にもワンクチン接種をして備えることが必要です。

9種混合ワクチンには、コロナウイルス感染症や、レプトスピラなどのワクチンも含まれています。

単純に9種混合ワクチンを接種すればいいというわけでなく、子犬や高齢犬の場合、副作用のリスクも大きくなります。

この副作用は、熱が出たり、顔が腫れるたりといった一時的なものから、ごく稀に全身性ショックなどの命にかかわるようなものもあります。

混合ワクチン接種はできれば午前中に済ませ、接種後すぐに自宅へ戻らず、獣医師にすぐ診てもらえる所で1時間ほど休んでから帰る方がいいでしょう。

接種後は安静に努め、興奮させたり、激しい運動をさせたりしないよう注意してあげてください。

ワクチン接種のタイミング

少し前までは混合ワクチンは毎年摂取するのが一般的でした。

しかし、ワクチン摂取は愛犬の体に負担がかかります。

そのため、ここ数年は、ワクチンによってできた抗体が体内にどのくらい残っているかを調べてくれる抗体検査をしてくれる獣医さんも出てきました。

混合ワクチンを接種し、抗体が体に残っている期間はその犬の地質などによっても変わってきます。

抗体検査も、ワクチン摂取と同じくらいの金額がかかってしまいますが、できるだけ愛犬の体に負担をかけないよう、先に抗体検査をして必要なら摂取してもらうほうがよいでしょう。

また、お住まいの地域の環境によっても、何種類のワクチンを接種したほうがよいかという違いもあります。抗体検査も含め、かかりつけの獣医師に相談して決めることをおすすめします。

子犬の混合ワクチン接種の時期

生まれたばかりの子犬は、母犬から譲り受けた免疫により病気の発病を防いでくれます。

これを移行抗体と言います。

移行抗体は42日~150日で消滅してしまうので、ワンクチンの接種が必要になります。

移行抗体は最短で、生後42日で消滅してしまう可能性があると言われています。

そのため、第1回目のワクチン接種を生後42日から60日ごろに行います。

この1回目のワクチン接種の時期は、まだ移行抗体が残っていることがあり、そうなると、子犬自身が抗体を作ってないことも考えられるために、その1ヶ月後(生後90日頃)までに2回目のワクチン接種を行います。

獣医師によっては、念のために2回目ワクチン接種から1ヶ月後にもう一度3度目の接種する場合があります。

子犬期の混合ワクチン接種の後は、その翌年から年に1回受けると効果的と言われていましたが、近頃は、有料ですが、抗体検査をして抗体の数値を確認してくれる動物病院もあります。

検査結果の数値をみて低くなっていたら接種すれば大丈夫です。

獣医師の方から説明してくれることもありますよ。

ワクチン接種は犬の体にも負担がかかるので、必要な抗体数があれば無理に摂取する必要はありません。

私の愛犬は、毎年必ず抗体数を確認してからワクチン接種をするかどうか決めています。

可愛い愛犬の体に必要以上の負担はかけたくないですものね。

子犬のワクチン接種後のお散歩や運動

ワクチン接種後、犬の体の中で抗体数が上がるまでには、少なくとも10日から2週間ほどかかります。

子犬の2回目のワクチン接種が終わったら、2週間ほど過ぎてから散歩に連れ出してあげましょう。早く一緒に歩いてお散歩したくても、がまん・・・愛犬の安全のために我慢です。

・・・でも、この時期、子犬にとって社会を知る必要がある大切な時期です。

ウイルス感染の危険があるので、歩かせず、キャリーバッグに入れたり、抱っこしたりしてできるだけ外の環境に連れ出すことが必要です。

成犬も、ワクチン接種してから約2週間は、激しい運動はさせないほうがいいでしょう。


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