こんにちは、ぱるかです^^

今日のテレビ朝日「ペットの王国 ワンだランド」の主役犬はボーダーコリーでした。

ボーダーコリーといえば牧羊犬、スポーツドッグとして活躍している犬種ですね。

 

羊たちに、眼力で睨みをきかせて誘導する作業意欲が高く、
与えられた仕事を自分で考えて行うのが特徴です。

自分で考えて仕事をするなんて、本当に賢いなぁと感心します。

 

番組では、北海道足寄町にある羊牧場で活躍しているボーダーコリーの
キューブとレラの2匹(オス)が見事に羊の群れを追い、
誘導している姿を見せてくれました。

ボーダーコリーの特徴でもある動き、羊たちの群れの周りで腰を落とし、
少しはなれたところから羊を睨みつけ、上手に誘導していました。

その仕事ぶりがすばらしくて、私は3回も繰り返し見てしまいました(笑)

 

一緒に暮らしてみたいけれど、運動量がすごく必要な犬種なので、
私にはちょっと無理だな…と思っているところです。

 

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ボーダーコリーのプロフィール

  • 原産地:イギリス(スコットランドとイングランドの国境付近ノーザンバーランド)
  • 紀元:19世紀1800年代後半、最初の牧羊犬コンテストに出場したHempという名の犬が

ボーダーコリーとして認定されています。

しかし、 牧羊犬としての作業意欲を高めるために交配を繰り返し、
1906年になり、やっとスタンダード*が確立されて、
ボーダーコリーという名は1915年になってつけられました。

それまでは、牧羊犬としか呼ばれていなかったというのですから驚きです。

  • 体高: オス/53~55cm、 メス/50~52cm
  • 体重: オス/14~20kg、 メス/14~20kg
  • 分類: ハーディング(羊の群れを集めたりする牧羊犬)
  • 性格:基本的に活発で、極めて優れた状況把握能力を持ちます。
  • 特徴:ボーダーコリーはとにかく作業意欲が高いので、仕事をあたえられ、

飼い主さんに褒められることが何より嬉しいという犬種です。

ボーダーコリーの特徴である、睨みをきかせて羊を誘導する・・・
「眼力」で誘導するという能力は、世界中に100種近くいる牧羊犬の中でも稀で、
他の牧羊犬たちは吠えたり、噛みついたりして移動させます。

優れた状況把握能力から、あたえられた仕事の中でどうすればいいか自分で考え
行動することができます。

また、この優れた状況把握能力は、飼い主がどういう人間であるか見極めて、
態度をかえます。

ボーダーコリーにしっかりとリーダーと認められれば、とても従順にどんな指示にも
従う優秀な家庭犬になってくれます。

 

*スタンダードとは、骨格・毛色・性格 等全てにおいてその犬種の基準となる姿のことで、
犬種標準ともいう。

 

現在のボーダーコリーについてimage2436

昔はボーダーコリーはひとつのタイプだけだったのですが、
現在はショータイプとワーキングタイプに分かれています。

 

ショータイプのボーダーコリーは、見た目がボーダーコリーという部分に力を入れて
ブリーディングされています。

 

ワーキングタイプは、牧羊犬としての仕事をするためや、スポーツドッグとして
能力を発揮するために、作業意欲がとても高い犬を交配されています。

競技会にでも出る予定がないなら、「仕事、仕事!」の脳内物質の分泌が激しく、
何か課題をあたえていないとストレスをためてしまうので、家庭犬としては飼いにくいと
言われています。

 

ボーダーコリーは繰り返し、作業意欲を高めるために交配されてきたため、
遺伝性疾患を持っている事があります。

健康なボーダーコリーを飼いたいのであれば、遺伝性疾患を検査して問題のない犬のみを
繁殖しているブリーダーから購入することをおすすめします。

 

ボーダーコリーを飼うときに注意すること

ボーダーコリーの子犬を迎えたら、生後20週頃までに羊など追いこむ生き物に合わないと、
生まれ持った「追う」という仕事への作業意欲は行き場をなくし、
別のもの(人や犬や自転車など動くもの)を追うようになってしまうことがあります。

家庭犬として暮らすときに仕事も与えられず、ただ好きなように散歩をさせられていると
動く自転車やバイクを追いかけるようになってしまう子がいます。

 

飼い主の指示の元にお散歩をするのも仕事に入るので、
子犬のうちにしっかりツケを覚えさせる必要があります。

お散歩も早歩きしたり、単調に歩くだけでなく何か指示を与えながら歩くといいですね。

 

ボーダーコリーは牧羊犬としての仕事をするだけでなく、あたえられた課題に対して
夢中で取り組むという性質があります。
疲れしらずで、言葉をかえればワーカホリックです。

アジリティをさせてあげられれば一番良いですが、できない場合でもフリスビーなどを
使って遊ばせる、運動させてあげる…をすれば大丈夫です。

 

お散歩もアジリティもフリスビーなどを使って遊ぶのも、飼い主さんのパートナーとして
共同作業ができれば信頼関係も深まります。

何も課題があたえられず、のんびり暮らすというのはボーダーコリーには
耐えがたくストレスをため込み破壊行動など始めることがあります。

ただ、かわいがるだけのためにボーダーコリーを迎えいれると、飼い主さんも犬も
幸せになれないので、犬の特徴をよく考えてから決めることをおすすめします。

 

ちょっと、脅かすような事ばかり書いてしまいましたが、基本的にはとても賢いので、
教えたことはすぐに覚えます。

子犬期にしっかりと基本的なしつけをしてあげれば、他の犬種では味わえないような
素晴らしい家庭犬、パートナーになってくれる犬種です。