こんにちは、ぱるかです^^
今回は、飼い主さんも犬もお互い幸せになれる犬種の選び方についてUPします。
犬を飼おう…と思った時に、もうすでに好きな犬種があり犬種は決まっている…ということもあるかもしれません。
でも、その犬種は、あなたの生活環境や生活リズムの中で無理なく暮らすことができますか?
成長した時の大きさや、毎日必要な運動量も理解していますか?
ご近所に犬嫌いの人がいるなら、よく吠える犬は選択肢から外す方が無難です。
犬に必要な運動量は犬種選びの重要なポイントになります。
犬を飼うということは、365日手のかからない日はありません。体調の悪い日、疲れた日もあればお天気が悪い日もあります。一番大変なのは、その犬種にとって必要な運動量を与えてあげることです。
犬に十分な運動をさせてあげられる環境があるかどうか…とても大切なポイントです。
犬を運動させるということは、毎日それなりの時間をさかなければなりません。
- 家の環境
(庭があるか、近くに運動させられる公園があるか) - 飼い主自身の仕事の都合
(毎日散歩に行けるか、必要な運動をさせてあげられるか) - 成長したときの犬の大きさ
(大型犬だとしたら、お散歩は子供には大変ですね)
小型犬でも中型犬・大型犬でも、運動量がたたくさん必要な犬種、そうでもない犬種もいます。特に小型犬の中には運動量がそれほど必要ない犬種もいます。
小型犬でも、ジャックラッセルテリアのようにすごく活発でたくさん運動させてあげないとストレスをためてしまう犬種もいます。
ボーダーコリーや、ドーベルマン、ウィペット、グレーハウンド、ジャックラッセルテリアなどは活発な犬なので、たくさんの運動量が必要です。
特にボーダーコリーやドーベルマンはただ散歩させるだけでなく、毎日フリスビー遊びをさせたり、頭を使う知的な運動と肉体的な運動が必要です。
グレーハウンドやウィペッなどの走ることを得意とする犬種は、スレンダーな体を支える骨と筋肉を鍛えるため、自由に運動できるスペースが必要になってきます。
このような犬種の場合、家の庭が広い、または近くに遊ばせることのできる公園やドッグランがある、そのような環境が必要です。
犬たちには動きたいという行動ニーズがあり、運動は犬の三大ニーズのひとつです。
運動を十分にさせてあげられない環境なのに、運動量が多く必要な犬を飼ってしまうと、犬にストレスがたまり、問題行動を起こしやすくなってしまいます。
吠える特性の犬
良く吠えるように改良された犬、例えばビーグル、コーギー、シェットランドシープドッグ、テリア、柴犬などは、吠えることを必要とされて、よく吠える犬が良い犬とされてきました。
シェットランド・シープドッグは牧羊犬です。
シェルティは、吠え声で羊を脅し誘導していました。
よく吠える犬がよい犬として残されてきたのです。
ドッグショーに出陳されるシェルティは声帯を切られている子もいます。
たくさん犬を飼った経験のある方なら、必要以上吠えないように上手に犬をしつけてあげることができるかもしれません。でも、初めて我が家に犬を迎えるとしたら・・・どうでしょうか?
首都圏ではよく犬の吠え声が問題になっています。
しっかりしつけができるなら問題ないかもしれませんが、近所に犬嫌いの人がいるなら、避ける方がよいと思います。ご近所トラブルの原因になりかねません。
小型犬なら吠えても大丈夫・・・なんてことはなく、小さな体なのによく響く声で吠えます。
犬の吠え声ひとつとっても、犬の外見だけで選ぶのは、いろんな意味でリスクを負います。
吠えない特性の犬種もいます
例えば、ラブラドール・レトリバーは元々、鳥猟犬です。
吠えるとカモが逃げてしまうので、吠えない子をよい犬として、人間は残してきました。
鳥猟犬としては、他にポインター、セッター、スパニエル、ゴールデン・レトリーバーなど
従順でしつけもしやすいですが、運動不足などはストレスにをため吠えだしたり破壊活動したりする原因になってしまいます。毎日お散歩させたり、人と一緒に何かをするのが好きなので、ときどきはボール遊びをさせたりする必要があります。
オス犬かメス犬か
同じ犬種でも、オス犬かメス犬かで飼いやすさもかなり違ってきます。
初めて飼うなら、メス犬をおすすめします。
私自身、オス犬もメス犬も一緒に暮らしたことがありますが、やはりメス犬の方が飼いやすいと感じています。
一般的にオス犬の方が、犬本来の気質を強く持っています。自分の家族を守ろうと番犬的な能力を発揮しやすく、他の犬に対しての負けん気も強いことが多いのです。
対してメス犬は、忍耐強くて、人間にも従順な子が多く、家庭犬として受け入れやすいといえます。
飼い主のあなたも愛犬も幸せになれる?
その犬種は、一緒に暮らすようになったときにあなたも犬も幸せでいられるか…
を考えてみましょう。
700種以上になるといわれる犬種には、原産がメキシコのチワワ(体重約2kg)からスイスが原産のセントバーナードのような超大型犬まで含まれます。セントバーナードは大きいものでは、体重が90kg以上あることもあります。
大きさが違うだけでなく、その犬種の持つ特性も大きく違います。
昔は仕事をさせるためにいろんな犬種を交配させて、その犬たちを作ってきました。現在その犬たちの多くは、仕事をさせるためではなく、家庭犬として飼われるようになりました。
家庭犬になったからと言って、犬たちの特性が消える訳ではありません。
その犬の特性(性格、運動量など)、飼い主の生活環境、家族構成など考慮して選ばないと、「こんなはずではなかった…」となってしまうかもしれません。
とくに子犬はどの犬種でも小さくてあどけないしぐさ、かわいい目をしています。ついその視線に惑わされてしまいがちですよね。
その犬種の容姿が好き・・・というだけでは、将来飼いきれなくなり、誰かにひきとってもらうようになってしまうかもしれません。
犬種を選ぶときは、見た目のかわいさだけでなく、その犬がどういう特性を持ち、将来家族として生活する上で、お互い幸せに暮らせるかを考えることが大事です。
犬と暮すということは、迎えた犬の一生を面倒見ることになります。将来、飼いきれなくなることなどないように、事前に良く調べて、無理ないかどうかの判断をする必要があります。
愛犬も飼い主さんも無理なく幸せになれる犬種を選んでほしいと願います。