こんにちは、ぱるかです^^
「ペットの王国 ワンだランド」の主役犬は、ジャーマンシェパードドッグのシナモンちゃんでした。(7歳女の子)
ジャーマンシェパードというと、日本では警察犬や麻薬探知犬などのイメージが強いですが、本来は牧羊犬として活躍していた犬種です。
主役犬として登場したシナモンちゃんは7歳の女の子。
シナモンちゃんは旦那さんのラッシュくんと2匹でリングドッグとして、大役を果たしていました❤
ラッシュくんもジャーマンシェパードドッグ、7歳の男の子です。シナモンちゃんは白いドレス、ラッシュくんはタキシード着てかわいかったですね。
シナモンちゃんは、1年半前にラッシュくんのお嫁さんとして、このお家に来たそうです。なんと・・・ペット先進国といわれている、ドイツ生まれのドイツ育ちです。
なので、オスワリとかマテとかの指示語はドイツ語で伝えます。
ドイツで優秀な犬だけに与えられるSchH(シュッツ)という、資格を持っています。ジャーマンシェパードドッグは、このSchH(シュッツ)資格がないと、ドイツでは繁殖が許されていないのです!
そして、ユーロ圏で育ったシナモンちゃんは、犬のパスポートを持っています。
このパスポートがあればユーロ圏は検疫なしで行き来できるんですって。
一見すると、ジャーマンシェパードドッグは凛々しい容姿なので、ちょっと怖い感じもありますが、やっぱりかわいかったですね❤
ペット先進国からきたシナモンちゃん
ヨーロッパの中にはペット先進国と言われている国が多くあります。
ドイツ・フランス・イギリス・スイスなどヨーロッパ諸国では家庭犬への理解が日本とは全く異なります。
ワンだランドの番組の中でもフランスではペット不可のマンションはないと関根勤さんが話していました。
イギリスでは地下鉄・バス・電車に犬と一緒に乗って出かけることができます。
さらに公園内ではノーリードもOK。
ドイツは犬の殺処分数が0(ゼロ)です。
そんなドイツからやってきたからこそ、シナモンちゃんはSchH(シュッツ)資格
をもち、しっかりしつけされています。
犬の不遇を社会が許さないと同時に、気性の荒い扱いにくい犬は繁殖させない、飼うからには責任を持って飼養し、しっかりしつけをする・・・
いろんな意味で環境を整えているんですね。
日本もペット先進国のように犬が社会から受け入れられるように
このブログで紹介している『森田誠の愛犬と豊かに暮らすためのしつけ法』は、日本もペット先進国のように犬が社会から受け入れられるようにという願いがこめられているそうです。
それは、盲導犬や聴導犬のように、家庭犬として暮らしている犬も飼い主さんと一緒に電車に乗ったり公共の施設に入ったり、どこへでも出かけられるようにと・・
そのためには、飼い主さんは愛犬をしっかりしつける必要があります。
森田誠さんのしつけ法は、そんなペット先進国へ逆輸入され、世界19か国で取り入れられているんですよね。
ジャーマンシェパードドッグのプロフィール
- 原産地:ドイツ
- 起源:オオカミに似た容姿をしていますが、ジャーマンシェパードドッグの
歴史は意外と浅く、特別にオオカミと関係があるわけではありません。
1880年代後半ドイツでより優れた牧畜犬を作るために、
オールド・ジャーマンシェパードドッグをもとにほかの犬種と
交配され改良され、1899年に現在のジャーマンシェパードドッグの
基礎が出来上がりました。
優れた運動神経と勇敢な性質をもつことから、さらに学習能力を
高めるために改良され警察犬や軍用犬としての能力も開花します。
- 体高:オス/60~65㎝、メス/55~60cm
- 体重:オス/30~40kg、メス/22~32kg
- 分類:牧羊犬・牧畜犬(元来の役割)、警察犬、麻薬探知犬
- 性格:安定した性格で勇敢で大胆、学習能力が高く、
服従性と高い忠誠心を持つ。
見知らぬ人には警戒心を持ち飼い主や家族を守る。
反面、子犬期にきちんとしつけされなかった個体は、支配欲が強く
攻撃的な犬になってしまうことがある。
気性の荒いシェパード同士を交配させると、気の荒い傲慢な性質を
持つ個体が生まれてしまうので、ブリーダーをしっかり見極める
必要がある。
- 特徴:人間が作り上げた最高傑作の犬種とされる。
多彩な能力に恵まれ、警察犬、麻薬探知犬、軍用犬、爆弾捜索犬、
捜索救助犬、牧畜犬、盲導犬、ショードッグ、番犬、愛玩犬として
活躍しています。
ジャーマンシェパードドッグほど、多くの種類の使役犬として
活躍する犬種は他にはいないでしょう。
聡明で高い忠誠心を持つ犬種として知られるジャーマンシェパードは
与えられた命令は忠実に取り組もうとします。
順応性が高く、欧米では人気犬種のベスト3に入る人気犬種です。
ジャーマンシェパードドッグのショータイプと訓練タイプ
ジャーマンシェパードドッグには2つのタイプがあります。
警察犬などの使役犬とし活躍する訓練タイプとドッグショーなどにも出陳することができるショータイプです。
訓練タイプは、狩猟本能や防衛本能、支配性などを利用して訓練させていくため、一言でいうと性格もきつめです。
競技にエントリーする目的があるなら、こちらのタイプの方がいいでしょう。
訓練して使役犬として活躍させることが目的なので、交配させるときに体型は重視されていません。
家庭犬として飼うなら、ショータイプの方がおすすめです。
ショータイプだからといって、能力的に訓練タイプに劣るということはなく、性格が人間に対して従順で飼いやすいといわれています。
体型は他の犬にはない、頭からしっぽにかけてなだらかカーブし下がっていく流れるようなフォルムが理想的とされ、特徴でもあります。
ジャーマンシェパードドッグを飼うときに注意すること
ジャーマンシェパードドッグは、健康の面からも精神的な面からも毎日1・2時間の運動(お散歩)が必要です。
賢い犬種なので、体を使うことだけでなく、何か頭を使う訓練などを取り入れると喜びます。
忠誠心が高いので、子犬のころのしつけは特に大切で、飼い主さんとの間に信頼関係と主従関係を築きます。
おやつやフードを使ったしつけは、扱いにくい犬になってしまう可能性があります。
体の大きい犬種全体にいえることですが、お散歩中の引っ張り癖をつけないようにしないと、犬に悪気はなくても飼い主さんは制御できず転倒してしまうこともあります。
力が強いので、しっかり服従性を養っておかないと大変です。
股関節に疾患が出やすい犬種なので注意が必要です。
原因は遺伝による先天的なことが多いと統計もありますが、太り体重が重たくなるなどの後天的なこともあります。
特に成長期に太らせるのはもっとも避ける必要があります。
ジャーマンシェパードドッグは凛々しい容姿だけど、かわいい。
日本も早くペット先進国のヨーロッパ諸国のようになってほしいと思います。