こんにちは、ぱるかです。
なんと、イスラムの世界では犬も不浄な生き物として扱われているんです。
犬も豚同様に不浄なもの扱いなのは、犬好きの一人としては悲しい話です。
いきなり本題から書いてしまいましたが、昨年からニュースに出てくるイスラムのお話、あまりにも過激で残虐な行為のニュースに悲しくなります。
正確にはイスラームと伸ばし、特に「イスラーム”教”」と言わなくても、「イスラーム」だけでいいとTVの中で、確か池上彰さんが言っていました。
そして、純粋なイスラームの信者さんと、ISILは別物だといろんな話を聞くたびに私も感じます。
今回はイスラームと犬のお話をUPします。
イスラームではなぜ犬が不浄なのか…その理由
なぜ犬が不浄なのか気になり、少し調べてみました。
イスラームでは、豚肉は不浄なものだから食べてはいけないというのは有名な話ですね。
犬も不浄なものだから触れることもいけない…そうです。
・・・とはいっても、どの宗教にもそれぞれの地域で、少しづつ風習が違ったり厳しかったり寛容だったりするので、イスラームもすべてがそうではないようですが。
イスラームの開祖であるムハンマドが生きていた時代は、6世紀です。
その頃は、まだ狂犬病の予防接収なんて当然なかったでしょうから、間違って犬に噛まれると死に至る病気にかかる恐れが高かったからということらしいです。
犬の唾液に触ったら7回洗わなくてはいけないとハーディス*に書いてあるそうです。
狂犬病ウイルスは犬の唾液に含まれているので、当時のムハンマドはそのことを知っていたのかしら…?…知っていたかどうかは?ですが、すごいなぁと思ったりもします。
日本に住んでいると、毎年定期的に狂犬病の予防接種を受けなくてはいけないので、狂犬病に関してはどうしても身近な問題ではなくなっているんですよね。
でも世界中と考えると、まだまだ、狂犬病の予防接種がなされていない国もあるのだから、海外旅行へ行くときはやはり気を付けたほうがいいのでしょうね。
*ハーディスとは:イスラームの預言者ムハンマドの言行録で、コーラン(クルアーン)につぐ、根本文献として認められています。
サルーキはだけは例外、サルーキは犬にあらず
犬は不浄とされるイスラームの世界でもサルーキだけは例外とされ、人間と一緒のテントで寝むることも許されていたそうです。
サイトハウンドとして優秀なサルーキは、砂漠地帯でも狩猟犬としても人間の大切なパートナーだったのですね。
当時、サルーキはほかの犬種との交配が禁止されていたので、何世紀にもわたり純粋な血統が引き継がれてきた珍しい犬種です。
アラビアの古い言葉でサルーキは“アラーの神より授けられたもの”を意味するのだそうで、大切にされてきたことがうかがえますね。
ずいぶん前に、犬種図鑑を見ているときにサルーキだけはイスラームの世界でも触ってよい特別な犬だと書いてあったのを思い出しました。
犬は不浄ではないよ・・・
狂犬病のために犬が不浄とされていたのなら、医学が発達した今、狂犬病ウイルスがいけないのであり、犬が不浄ではないよね…と思うけど、そう簡単ではないのが宗教の世界なのでしょうね。
私のように、特に何か信仰しているという意識の薄い人間には、理解するのが難しいけど、尊重しないとっていう部分もあって。
宗教の問題はデリケートな問題でもあるから、簡単には語れないけど、犬好きの一人としては、どの犬種もサルーキと同じように賢くてかわいいよ…とオモッテイマス。
●今回のまとめ
イスラームでは犬が不浄とされてきました。現在もそう考えるイスラームの信者さんもいます。犬好きの一人として、不浄と言われるのは悲しいですね。
文化の違い宗教の違い、いろんな考え方があるからしかたないのかもしれません。
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