こんにちは、ぱるかです。

先日(12/3)にNHK BS プレミアムで放送された、プリズンドッグを見て、改めて犬たちと暮すことの素晴らしさを再認識しました。

この番組にも、ドッグトレーナーの二村有香さんがゲストで出演されていました。

今回は、プリズンドッグを見て感じた、犬の癒しとしつけのお話をUPします。

プリズンドッグとは

prison

出典:NHKアーカイブス プレミアムカフェ(http://www.nhk.or.jp/archives/pcafe/)

プリズンとは、英語でprison…かんたんに言うと刑務所のことです。

アメリカ、オレゴン州のあるマクラーレン刑務所では、若い受刑者が更生するために、犬と暮ししつけをするというプログラムを実施しています。このプログラムを実践した受刑者の再犯率は0件という成果なのだそうです。

2012年に放映された “犬と暮らす刑務所” マクラーレン刑務所 に密着した番組の再放送でしたが、涙なくしてみることはできませんでした。

この刑務所の若き受刑者たちは、家庭環境などのせいで家族から愛情を受けられなかったり、何かしら心に傷を負ったことで犯罪者になってしまった人たちです。中にはそのせいで心を閉ざしてしまっている青年もいました。

そして受刑者たちとともに暮らす犬たちも、動物虐待を受けたりしている保護犬たちです。

一人の受刑者に対して、1頭の犬が決められ、世話を任され、約3か月間しつけもしながら暮します。

ドッグトレーナーの力はほとんど借りず、受刑者同士、教えたり教えらえたりしながら、試行錯誤の暮らしの中で、犬との暮らしを通して、人との付き合い方も学んでいきます。

ある受刑者が任された犬は、虐待され立トラウマからなかなか心を開かずおびえていました。
懸命に、世話をする受刑者の愛に少しづつ犬らしさを取り戻していく…受刑者は「自分と同じだ…」と言いました。

辛い思いをしてきた犬たちを愛で癒し、受刑者も犬たちから癒され、与えられた犬を良い子にしつけることで次第に人間らしい心と自信を取り戻していきます。

3か月が過ぎるころ、世話をしていた犬が良い子になると、お別れの時期がやってきます。
引き取り手の家族がやってくると、受刑者が直接その家族に犬のことを話し引き渡します。

引き渡しの日の前日、受刑者は自分の犬をきれい洗ったり、一緒にハウスに入ってじゃれたり、ずっとくっついたまま離れなかったり・・・このシーンは、涙があふれてきて、本当に切ない。

どの受刑者たちも、犬と過ごす時間が長くなるほどに表情が変わっていくのが印象的でした。

番組の最後に、この更生プログラムの管理者の女性が、受刑者たちに育てられた犬たちがその後、新しい家族とどんな暮らしをしているのか、撮影された動画の上映会を開くシーンがありました。

自分たちが育てた保護犬たちが、それぞれの家族と幸せそうに暮している姿を見て、受刑者たちも素敵な笑顔から涙がここぼれます。

月なみなことしか言えないけれど、犬って本当にすごい生き物だと思う。

人間とこれだけ心を通わせることができる動物ってほかにはいるのかなと…

素晴らしい取り組みだと心から感じ、また改めて犬たちが大好きになりました。

プリズン・ドッグ・・・再放送があります。

NHK BS プレミアム 12月11日(金) 午前0時45分〜 [木・深夜]

ハイビジョン特集「プリズン・ドッグ〜僕に生きる力をくれた犬〜」

 

今回のまとめ
想像以上に心を揺さぶる素敵な番組でした。それは、作り物ではなくドキュメンタリーであり、本物の受刑者と犬たちを撮影しているからなのだと思いました。プリズンドッグたちはも元は保護犬です。受刑者たちも初めは接し方が解らなかったり、戸惑ったりしながらも、犬たちと接するうちに良い顔になっていく。愛こそすべてなんだな…って、切ないけれどあたたかい気持ちになれる良い番組でした。私自身も、いつも愛犬に癒されながら暮らしています。
ワンコはすごいよ!




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