こんにちは、ぱるかです。

先日、ガジェット通信というサイトで気になる記事を見つけました。その記事のタイトルは「【犬との暮らし】支配性理論に惑わされる人々」です。

支配性理論というのは、

“飼主がボスになり、犬を支配しないと、犬にボスの座を奪われる”

という考え方です。

今回はこの記事を読み、感じたことをUPします。

「【犬との暮らし】支配性理論に惑わされる人々」には何が書いてあったか

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この記事を書いた方は、ドッグビヘイビアリストでドッグトレーナー、愛犬飼育管理士の田中雅織さんという方です。ドッグビヘイビアリストという言葉は聞きなれない言葉だと思いますが、簡単に言うと「犬の行動心理カウンセラー」のことです。

その田中さんの記事、すごく長いので要約します。

犬のしつけについての考え方で、西暦2000年ころまでは「問題行動矯正の考え方の基本に支配性理論」があり、その後はこの支配性理論を否定する流れになります。

支配性理論は、旧来のオオカミの行動研究からくるしつけ方法で、飼主がボスにならないと…という理論です。こちらでは罰をもちいて犬をしつけます。

一方、支配性理論を否定する考え方は、近年の研究で犬とオオカミは違う動物だという視点から、オオカミの行動や習性は犬に当てはまらないというところからきています。こちらは、犬が望ましい行動をとったときに褒めることでしつけていきます。

ところが、このどちらのしつけ方法を行っても、犬がいい子にならない、問題行動が直らないということが出てきますが、…ということは、どちらも間違っているのではないかということです。

間違っている可能性があれば、犬の気持ちを大事にして犬が何を求めているかを理論的に探していくようにすることが大切です。でも訓練士(ドッグトレーナー)とかいうプライドが邪魔をして、自分の理論が正しいと主張しあうことになっています。

これでは、一番の問題点は蚊帳の外となり、犬の問題行動を治してあげることはできません。

大事なのは、犬について科学的な知識を持つことは大前提で、飼い主さんと個性ある犬たちに合わせて最善の解決策を見つけることであり、それは犬が何を求めているのか、犬が伝えたいことは何なのか観察して、犬のニーズを知り対処方法を考えるということです。

犬のメッセージを読み解き、ニーズを満たし、信頼関係を築くことに主眼を置くことが大切。

私は、この記事にとても共感しました。

このブログでレビューしている犬しつけDVDはどうなのか?

田中雅織さんの記事を、そのまま抜粋しながら考えてみます。

特に2000年以前の問題行動矯正の考え方の基本に支配性理論というものがありました。これは、“飼主がボスになり、犬を支配しないと、犬にボスの座を奪われる”という考え方です。

それ故に、ボスとなった犬は好き勝手に振る舞うとされます。また、ボスとなった犬は、ボスとしての振る舞いからストレスを溜めやすいとされます。故に犬が可哀想だから、飼主がボスになりましょうというものでした。

これらの考え方は旧来のオオカミの行動研究に基づいたもののようです。
・・・
支配性理論に頼った訓練法を行なうことで、犬は多大なストレスを受け問題行動が悪化することがあるとされています。

米国や日本の訓練士の中には、この支配性理論に基づいたトレーニングを行っている人も多く、依頼者である飼主さん達を混乱に追い込んでいる状況でもあります。

上記を読んだときに、私は真っ先に藤井聡さんの犬しつけ法が浮かんできました。藤井聡さんのしつけ方法というのはまさに支配性理論を用いたしつけ方法です。以前も書きましたが、この感じが、私が藤井聡さんのしつけに違和感を感じる部分なんだと思います。

藤井聡さんは、反支配性理論を元にしているしつけ法は間違いだと言っています。

田中雅織さんは下記のようにも書いています。

反支配性理論では犬の行動を罰を使わず、犬が望ましい行動を取った時に褒める事で対処します。

・・・

しかし、これによってもやはり、問題行動が改善されない・または悪化するという事例も出てきています。

反支配性理論のしつけ方法としては、狩野誠さん金子真弓さんなどがその手法を取り入れていらっしゃいます。(金子真弓さんはこのブログではとりあげていませんが…)

遠藤和博さんは「その愛犬に会ったしつけ方法を的確に提案できることが訓練士の役目」と言っています。この考え方も、犬を愛する者のの一人としては安心できる部分です。ただ、残念なことに遠藤さんのDVDは、それはあまり感じられない内容になっています。

山本卓さんの考え方は、支配性理論でも、反支配性理論でもなく、「犬達が幸せになってくれればどんな方法でも間違いではない…」また「愛犬としっかり向き合ってほしい」と言っています。山本卓さんにとっては、訓練士としてのプライドなど関係なく、犬たちが幸せになることの方が大事、そこがすばらしいと思いました。

そして、田中雅織さんの記事の抜粋をもうひとつ

人を襲う犬の行動リハビリを行なう際は、犬を尊重することから始めます。

・・・

絶対ではありませんが、犬にトレーニングをしなくても、犬のニーズを満たす事で犬から信頼を得て、問題行動が改善されることもあります。

・・・

犬が発するメッセージを読み解き、その犬のニーズを満たし、信頼関係を築く事に主眼を置く。

とあります。

私が一番おすすめできると思っている森田誠さんの犬のしつけ法は、犬の脳科学や心理学ストレス学などから確立されたしつけ方法です。

田中さんが書いた記事の中にも「犬を尊重することから始める」とありますが、森田誠さんも大きな愛情で犬たちのすべてを受け止めるところから始めます。犬たちの感情のニーズや行動ニーズなどを満たし、信頼関係を築くことに主眼を置いている方法です。

また、形としてのしつけ方法を行うのではなく、森田誠さんの考え方は、犬たちと向き合い、飼い主さんに犬をしつける感覚を身に着けてほしいという言い方をされています。

ぱるかが感じたこと

ぱるかが感じたことは、犬をしつける上で大事なのは、「支配性理論が正しい」また「反支配性理論が正しい」と決めつけるだけでなく、目の前にいる愛犬をよく観察し、その犬にとって最善と考えられるしつけをしてあげることなんじゃないかなと言うことでした。

もちろん、日替わりで支配性理論だ…反支配性理論だ…と変えていたら犬も戸惑うのでよくないですが・・・人間のエゴでしつけるのではなく、犬自身が人間社会で困らないよう、危険な思いをしないよう、愛情たっぷりでしつけることが大事なことだと思いました。

ネットでいろいろ検索しているときにたまたま見つけた、田中雅織さんの記事でしたが、良い記事に出会えてよかったと思いました。

参考:ガジェット通信「【犬との暮らし】支配性理論に惑わされる人々」

 

●今回のまとめ

犬をしつけるときに大切なことは、犬たちをよく観察して、何を伝えたいのか・何を求めているのか(ニーズ)を読み解くことから始め、信頼関係を築くことが大事。

愛犬の心を尊重し、理解してあげる。そして常に柔軟に対応することができれば、問題行動の解決につながっていく。



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